石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

憲政記念館庭園の「日本水準原点」一般公開(事務所だより)

2012-05-25 16:06:12 | 雑記

 

以前、事務所だよりで報告した、憲政記念館の庭園内にある「日本水準原点」の一般公開をみてきました。

こちら、年に一回、「測量の日」記念行事の一環として、一般公開しているものです。天気は雨でしたが、“年に1度だし…”といってまいりました。

普段は(写真左)ですが、今日は扉が開き、(写真中央)の状態です(裏側は写真右)。

この中央写真に写っている石の先端に水晶板がはめこまれていて、よぉくみると、メモリが赤くしるされています。

この「0メモリ」が、現在、標高24.3900メートルの位置にあたいするそうです。

「なぜ、こんな半端な数字なのか??」

私の疑問に国土地理院の方がきちんと答えてくださりました。

これは、関東大震災や東日本大震災等で地盤変動が生じたため、計測しなおしたところ、現在の数値が算出されたそうです。東京湾の平均海面上からの高さがもとになっています。

「なぜ、ここに設置されたの??」

昔の地図で説明いただきました。建設された明治24年、ここ一帯には参謀本部がありました。この近くには陸地計測部があったそうです。今は、庭園のなかにポツリと建っていますが、そのような歴史があったのでした。

この高さをもとに全国各地の標高が決められています。この写真のように、富士山の標高ももとはここから測量がはじまったと思うと、この「基準点」の大切さがわかります。もちろん、緯度や経度の基準点もあります。これら「基準点」が、現在の地図などに役立てられているのですね。

短時間でしたが、大人の社会科見学を楽しむことができました。