遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

わが反省

2007年05月31日 | 日記
30日。 午後、踊りの稽古。 「奴さん姐さん」、「深川」、そして「七福神」。 約1時間、太股に違和感。 いつものことだが…。

その後、協会事務所へ。 作業の合間、お茶とお煎餅を頂く。 また、その煎餅が美味しいので、ついつい食べ過ぎる。 晩メシの約束してるのに…、ちと反省。

新宿。 大学の同級生と、“キラー・カンの店”へ。 以前も言いましたが、“カーン”じゃありません、“カン”です。 ジンギスカンのカンですから。 

雨なので空いてるかと思いきや、満員で入れず。 仕方なく、第二候補の韓国料理屋へ。 メニューに無いモツ鍋、そしてレバ刺しなぞを。 

しゃべり足りず、もう一軒。 結局、最終の山手線。 

雨もやんでいたので、渋谷からブラブラ歩く。 途中のコンビニ、夜食兼朝食にと購入した“いなりと割子そばのセット”。 全部食べてしまい、またも反省。


※“美獣”ハーリー・レイス、ジャイアント馬場との名勝負は忘れ難い。 当時、解説の山田さんは、“ハリー・レイス”と言ってました。 ハーリーなのか、ハリーなのか?? “鉄人”ルー・テーズ、正しくは、ルー・セズらしいです。


飲めぬ酒

2007年05月30日 | 寄席
29日。 午前はワイドショー、午後は、夜に備えて稽古です。 だけど、気になるワイドショー。 ついつい観ちゃう、ザ・ワイド…。

池袋演芸場の高座、なんと今年初めて。 “二ツ目勉強会”、ネタは「夢の酒」。

客席後方には、理事の師匠がいらっしゃる。 この会は、終演後がメイン。 我々の高座の講評(主にダメ出し)を、師匠方から頂戴する。 居酒屋で一杯やりながらですが、なかなか飲むことはできません。

マクラから、事細かにアドバイスを頂く。 技術的な面だけでなく、登場人物の微妙な描き分けも。 果ては、何年か後、真打になった時の心の在り方まで。 噺の稽古もそうだが、師匠・先輩から無償で教えて頂ける、我々の世界の素晴らしいところ。

帰宅後、忘れぬうちに反省。 セカチューを観て、ウルウルしながら寝る。



さらい

2007年05月29日 | 仕事
28日。 先週末からの疲れを取るため、完全に休む…。 ハズでしたが、甘くなかった。 黒門亭の顔付けの入力と、早朝寄席の顔付けを。 長めの昼寝を挟んで、パソコンに向かう。 これが嫌で、噺家になったのに。

夜は、明日の“二ツ目勉強会”の稽古。 黒門町の師匠の「夢の酒」を観るつもりが、ついつい他の噺まで。

そろそろ、「たがや」と「茄子娘」もさらわなくちゃいけません。



『しゃべれども しゃべれども』

2007年05月28日 | 出演情報
27日。 前夜の飲み会が盛り上がり(私は)、久しぶりの朝帰り。 こういう日に限って、新聞の集金が10時に来る。 天気も良いし、もう眠れない。

洗濯機を回して、近所で買物。 戻ると、黒門亭の出演依頼が。 次回は、7月13日の金曜夜席。 とある特集で、選ばれたメンバーは林家時蔵・川柳つくし・三遊亭天どん・入船亭遊一。 この4人の共通点がわかった方は、相当な知識の持ち主です。 もちろん、生きる上で必要の無い知識ですけど…。

さすがに少し午睡して、夕方出かける。 渋谷、新宿と流れ、伊勢丹のそば屋で今日の一食目。

新宿武蔵野館のレイトショー、手銭で『しゃべれども しゃべれども』。 入場すると、館内に聞き慣れた声が響いてる。 菊志ん兄さんの「火焔太鼓」の録音だ! ストーリーに関わるネタなので、予習になる。 試写を観てから半年経つので、新鮮に楽しめた。 私が叩いた太鼓の音がするたびに、桜井長一郎さんの心境に(お客さん、私がやってるん…)。

太鼓を叩いてるシーンでは、殆ど顔は映ってません。 リアルに前座です、私。 指だけの出演と陰の声での出演が、一箇所ずつありますが、これも前座の仕事。 わかった方、かなりの注意力の持ち主です。 それに気を取られ、ストーリーが分からなきゃ意味無いけど。

ぜひ、ご覧になって下さいね!




カバン延長

2007年05月27日 | 落語会
25日。 今日も師匠宅へ。 雨だったのでカバンを預かり、いったん帰宅。 改めて出発、行先は相模大野。 “グリーンホール相模大野”、いつものホールではなく、大ホールが会場でした。


子ども劇場、2日目。 昨日と同じ内容で、とのリクエスト。 よって、演目は昨日と同一。 

昨日が初日で、今日が楽日。 ですから、今宵も打ち上げ。 相模大野で軽~く、下北沢へ移動し2軒目。 

カバンを3つ(両肩と背中)に傘持参で、狭い店内に入る。 と、入口の傘立てを倒してしまった。 必死に直してると、近くにいたグループの女性客が助けてくれた。 そして、「頑張って下さいね!」と、声を掛けられる。 芝居関係の若手と間違われたのかしら…。 下北はやさしい街だ、打ち上げも楽しかったし!


ふつつか者

2007年05月25日 | 落語会
24日。 朝、師匠宅へ。 掃除の他に、おつかいはチャリで下北へ。 この時期は、風の抵抗が心地良い。


師匠のカバンを持って、京王相模原線・橋本下車。 駅前の、“杜のホールはしもと”へ。


相模原の子ども劇場。 小・中・高の児童・生徒と、父兄の皆さま。 師匠の司会で、寄席囃子の実演て解説。 三味線は、『しゃべれども しゃべれども』でも、お囃子を担当した田中ふゆ師匠。 私が太鼓なので、映画と同じコンビです。 


 遊一     「元犬」

 正楽     紙切り

 志ん公   「寿限無」

 仙三郎・仙志郎・仙三  太神楽曲芸

 扇遊    「天狗裁き」


とっても良いお客様。 紙切りの時、お囃子に合わせ、手拍子まで起きました。 終演後、一座が会場を出ようとすると、大勢のお客様に囲まれる。 子ども達が、礼儀正しくお礼の言葉を掛けてくる。 私はスイスイ抜けられたが、身動きできなくなる出演者も。 知名度やオーラが無いと、こういう時は便利だ。 でも、他の公演のチラシを渡された(私含め2名)時は、ガッカリ…。

この一座、今日が初日なので、軽い打ち上げ。 ってことは、25日は楽日で打ち上げか?? 2日しかないから。


終演の地

2007年05月24日 | 出演情報
23日。 協会事務所にて、黒門亭委員会。 7月の企画会議と、顔付けを行う。 終了後、二ツ目5人で食事を。 4月の“光る二ツ目の会”の時と、同じメンバーで驚く。 で、また同じように、ご馳走になる。 でも、今日はお代わりはしない(みんな、してたけど)。


29日(火)は、“二ツ目勉強会”。 池袋演芸場で、18:30開演です。 こちらも5人の二ツ目が…。

 ぬう生  「熊の皮」

 喬之進  「唖の釣」

 歌彦   「坊主の遊び」

 遊一   「夢の酒」

 風車   「茶金」

こちらは終演後、理事の師匠方からのダメ出しがあります。 毎回、緊張の打ち上げです。

かんしゃ苦

2007年05月22日 | 日記
21日。 師匠宅へ行ったり、電話連絡・メールの送受信。 買物行ったり、届け物をしたり。 ちょこちょこ動き回った一日。 下北沢のホームで、芸術協会の兄さんとパッタリ会ったりもする。 そう言えば、下北沢の駅近く、焼鳥屋の壁に後輩のサインを発見。 店の外だから、目立つよ(誰のものかは、今日のタイトルにヒントあり)! 字もデカイし。


ニュースで、愛知の立て籠もり事件、殉職警官の通夜の模様が流れていました。 また、ワイドショーでも、事件を振りかえる特集をしてました。

最初に撃たれ、横たわる警官の映像に、腹を立てる方もいるでしょう。 なぜ、助けに行かないんだと。 また、投降(命請いの後)した犯人への対応、あれを見て憤りを感じた方も数多くいるハズだ。 ペットボトルと袋を手にして出てきた犯人に、「ありがとう」はないでしょう。 「両手に持ったものを放しなさい。 手を挙げなさい」では、ダメなんですかね。

抵抗せずに出てきてくれて、「ありがとう」ってこと?? 犯人を刺激しない為というのは、理解出来なくもないけど…。 とても、違和感を覚えました。

ふと思い出したのは、『論語』の一節。 いつも読んでる、岩波文庫版です。

ある人が「恩徳(善意)で、怨みへの仕返しをするのは如何でしょう」と言った。 先生は言われた、「では、恩徳へのお返しには、何でするのですか。 まっすぐな正しさで怨みに報い、恩徳によって恩徳にお返しすることです」と。

  或曰、 以徳報怨、 何如、 

  子曰、 何以報徳、 以直報怨、 以徳報徳、


  善意には善意でお返しし、怨みには自分の正直さで返しなさい。 

私は、そう習いましたし、そのつもりで行動してるのですが。 恩徳に甘えて、ちゃんとお返し出来ているのか不安になったりもします。 申し訳なくも、思います。


犯人に「ありがとう」と言うなら、死傷した警官には何と礼を言うのでしょうか。 で、疑問を感じた訳です。 市民のために亡くなった警官が、浮かばれません。 負傷しても助けに来てもらえないんじゃあ、士気も下がるというもの。


※テレビ朝日“青木ドナウ”で、世間への怒りをぶちまける企画をやっており、感化されました。 すいません、ちょっとした苦言です。 癇癪をおこした訳じゃありません。


よこしまなタテ縞

2007年05月21日 | 寄席
20日。 以前、師匠宛への郵便物が、わが家に届いたことがありました。 今度は、その逆。 遊一宛のハガキが、師匠宅へ。 今まで無かったのに、今年2回目。 お願いだから、間違えないで下さい!

大相撲は中日だが、寄席は千秋楽。 前座さんは「子ほめ」、今席もやらず終い。 後の師匠の楽屋入りがギリギリになるため、少し長めにという指令(タテ前座より)。 最近後半しかやってなかった「金明竹」を、頭から。 でも、丸々できないので、途中を削りつつ。 相変わらず、時間だけは正確でしたが。

楽日(通称、“ラク”)、通常は楽屋に残るのですが、新宿に出ている大師匠のカバンがあるので、失礼させて頂く。

末広亭も、大勢お客様がいらしてました。 大師匠は、仲入りで「茄子娘」でした。 いつもの喫茶店が閉店、別の店でコーヒーをご馳走になる。

大師匠のカバンと、自分のカバンを持って、大師匠宅へ。 おかみさんに、「遊一くんは、太らないねぇ」と言われ、かなり戸惑う。 「50キロあるの?」、「あります、あります。 前座より10キロ増えて63キロです」…。 「あっ、シャツのせいで細く見えるんだね。 そのシャツ、これからも着た方がいいよ」。

“黒系のストライプでメタボ隠し”という、私の邪な気持ちは完全に見透かされてました。 




シロです

2007年05月20日 | 寄席
19日。 渋谷から銀座線、発車前の車内で携帯をいじっている。 ふと顔をあげると、近所にお住まいの某師匠。 「おはようございます!」、「おう、おはよう」。 師匠は気を遣って下さり、隣の車両へ。 きっと、渋谷までも同じ電車だったはずだ。

一昨日は、そのお弟子さんに最寄駅で会うし、その前日はもう一人のお弟子さん(先輩)から、お誘いを受けるし…。 近所を移動する際は、気をつけなくちゃいけません。 決して、悪いことはしてませんが…。

上野広小路で下車、鈴本演芸場の夜席へ。 楽屋のテレビは、この時期、大相撲中継が流れている。 昨日の話題は、砂かぶりに座っていた市馬師匠だそうで。 今日は南喬師匠が、お見えになっていた。 相撲より、そっちを見ている楽屋の面々。

肝心の高座。 3月上席の鈴本では、一度も出来なかった噺が「子ほめ」。 今席も、前座さんがやる噺が「子ほめ」に“つく”ので、一度もできない。 結局、「元犬」を。 昨日、蔵前の八幡様にお参りしたばかりで、タイムリー。

画像は、蔵前の八幡様(蔵前神社)にて。 先代の正蔵師匠でしょうか。 隣には、横綱の千代の山、東富士、そして大関栃錦の名もがありました。 栃錦が大関なんですから、昭和20年代でしょう。



浅草見つけ

2007年05月19日 | 日記
18日。 今日は休みなので、午前中は洗濯だ。 乾いたところで、洗濯物取り込み、出かける。

来月実施、「大江戸再発見」講座の下見へ。 スタート地点は、柳橋の“亀清楼”。 その昔、“万八楼”があった場所だ。 鳥越神社、蔵前神社、かや寺などを下見して、隅田川テラスを歩いて、浅草橋へ戻る。

“浅草見附跡”を見るべく、横断歩道を渡る。 と、向こうから歩いて来たのは、作家の井上ひさし氏だ。 本日一番の発見! 浅草見附は、どうでも良くなる。

私に、言葉や日本語に興味を抱かせてくれ大恩人。 タバコを吸いながらやって来た大作家に、声をかけることあたわず。 その背中に、心の中でお礼を述べるにとどめる。

実家に置いてきた蔵書、氏の作品が一番多いことは間違いありません。

中学時代、『吉里吉里人』にハマる。 高1の時、ハードカバーの大作『四千万歩の男』を買うため、昼メシ代をケチったもんです。 その10年後、まさか測量の仕事をするとは思いませんでした。

新潮だと思うんですが、井上ひさしや阿刀田高らが新作落語を書いた、『お笑いを一席』という文庫本がありました。 活字で落語に触れたのは、これが初めてかも。 とにかく、10代は井上ひさし作品を読み漁りました。

はからずも、過去の自分を再発見する一日になりました。




雨中 定時

2007年05月18日 | 日記
17日。 午前、鈴本演芸場にて、社会体験学習のお手伝い。 仙台からの中学生に、寄席の案内と落語の解説を。 昔の修学旅行みたいな、物見遊山じゃないんですね。 各グループに別れ、見聞したことを、あとで発表するそうです。 加茂中の皆さん、頑張って下さい。 私も励まされました、頑張ります!

生徒さんが昼席の客席へ入り、任務終了。 すぐに、演芸場を出る。 雨の中を、着物で移動するのは初めてだ。 お寺のお施餓鬼、法要の前に落語を二席。 ご本尊を背にして、失礼と思いつつ「転失気」。 続けて「夢の酒」に入り、ピタリ予定の45分。 いつも、時間だけは正確なんだよなぁ…。

夕刻、打ち合わせを兼ね、渋谷の焼肉屋へ。 行く度に、レジ回りの色紙が増えている。 前日には、バカリズムが来店した模様(日付で判断)。 ベッキーが肉を絶賛した色紙や、有名プロゴルファーのサインも。 でも、以前は目立つところにあった某格闘家と、某お笑いコンビの色紙は見当たらず。 撤去された方は差し障りがあり名前は出せないが、選別の基準が分からない…。




転倒違い

2007年05月17日 | 寄席
16日。 昼間、お誘い頂き、お寿司屋さんでランチをご馳走になる。 246沿いをブラブラ歩いてると、白バイがノーヘルの原チャリを追いかけてる。 停止を命じたその時、原チャリが転倒…。 なんで直線の道路でコケるの、と思った瞬間、ノーヘル男が逃走。 わざとコケて、バイクを乗り捨てて逃げた模様。 その後、どうなったんでしょうか??

協会事務所で、早朝寄席のチラシ作成を。 出来上がったチラシを持って、鈴本の夜席へ。 寄席は、いつも平和です。 

今日の開口一番は、さん喬師匠のお弟子さん・小んぶ君。 なんと、本日が初高座。 ずいぶん落ち着いてたし、声も出ていました。

扇治師匠は「加賀の千代」、ソデで勉強です。 師匠は「夢の酒」、今度“二ツ目勉強会”でかけるので、もちろん勉強。 


今月29日(火)は、その“二ツ目勉強会”。 池袋演芸場で、18:30開演です。


 ぬう生  「熊の皮」

 喬之進  「唖の釣」

 歌彦   「坊主の遊び」

 遊一   「夢の酒」

 風車   「茶金」

木戸銭は、1000円ですよ。 ご来場、お待ちしておりますm(__)m



ぽんしゅう

2007年05月17日 | 寄席
15日。 所用で、新宿末広亭の楽屋へ。 某師匠が嬉しそうに、「昨日の打ち上げで、遊一の話題が出たよ」と。 「えっ、私なんかしくじりましたか?」と聞いたところで、その師匠の出囃子が鳴る。 結局、詳細は聞けずじまい。 恐い、恐い。

用事も済み、お囃子の師匠と『砂の器』談義をして、楽屋を後にする。

夕刻、先日お世話になった落語会のお席亭と、お食事会…。 のハズが、いささか飲み過ぎました。 やっぱ、日本酒はウマい。 気をつけなくちゃあ、いけませんね。




だらしねぇ

2007年05月15日 | 寄席
14日。 今朝も師匠宅へ。 ある師匠が、稽古にいらっしゃるので、いつもより入念に掃除をする。 

車でお見えになるかと思ったら、駅から電話が。 お迎えにあがり、ご案内。 途中、すれ違う学生が、「あっ!」って顔をするくらい、有名な師匠だ。

お稽古の後、近くのお蕎麦屋さんへ。 昼間から、生なぞを少々。 私も含め、そこにいた3人は、みな夜に高座あり。 軽くでしたよ、軽く!


鈴本に楽屋入りすると、「高座降りたら、飲まない??」という、先輩から誘惑のメール。 2ヶ月ぶりに「たらちね」をやり、仲入りの師匠をお見送りして、先輩宅へ。 着いた途端、別の兄さんから、お誘いの電話。 泣く泣く、お断りをしました。

メールの兄さん、たこ焼きと唐揚げを作って、待っててくれました。 ご馳走さまでした。 でもね、いくら美味いからって、2時過ぎまで飲んじゃあいけません。


先輩宅へ向かう途中、「何か買っていくものありますか?」というメールをしました。 その文末に「マヨネーズ、ありますよね?」と付け加えるのは当然です。 だって、唐揚げとたこ焼きだもん! 「ちゃんと、カロリーハーフがあるよ」と返信してきた兄さんも、メタボなのは言うまでもありません…。