遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

芝居は初日、今年は折り返し

2006年06月30日 | 仕事
29日。 今朝も、10時に池袋シアターグリーンへ。 例の、場当たりとゲネプロですよ。
落語と違い、芝居は複数の人間が立って演技します。 立ち位置や視線の方向など、気を遣いますね。
ふだん、人の顔を見てセリフを言うことはないので、戸惑います。 と言っても、ほとんどしゃべりませんが…。

19時から本番。 初日は無事に終わりましたので、お教えします。 劇中で大喜利のコーナーがあり、そこが私達落語家の働きどころなんですよ。
本日の大喜利の最中、客席から幼い子の声で「パパみたいな人がいる~!」。 大喜利出演者のお子さんで、二度びっくり。

ちなみにメンバーは並び順で、歌若、遊喜、笑生、久蔵、遊一、歌彦、ケン・サムライ(コメディアン)。

「ザッツ・宴たーていめんと! ~村おこしだよ!演団集合~」


池袋シアターグリーン・メインホールにて。

  6/30(金) 14:00~と19:00~。
  7/1 (土) 14:00~と18:00~。
  7/2 (日) 14:00~と18:00~。
  7/3 (月) 14:00~。

※当日券は4000円ですが、ご連絡頂ければ前売りの3500円で、ご覧になれます。

 yuuiti@rakugo-kyokai.or.jpまで。


7月の出演情報

2006年06月29日 | 出演情報
遊一の出演情報です。

上席(1~10日)は、浅草演芸ホール・夜の部です。 遊一は16:45頃の出番で、4・5・6・7・10日に出演いたします。 トリは、師匠・扇遊です。

7/4(火)は、「築地本願寺寄席」。 18:30より築地本願寺・ブディストホールにて。
 柳家三之助 「大山詣り」
 柳家小権太 「不動坊」
 入船亭遊一 「干物箱」


7/6(木)は、「日本演芸若手研精会」。18:15よりお江戸日本橋亭にて。
 入船亭扇里  春風亭朝之助  金原亭小駒  柳家三三  入船亭遊一  三笑亭春夢
 
7/15(土)は、「かまくら落語会・入船亭扇遊独演会」。 18:30から、鎌倉生涯学習センターにて。 
 入船亭扇遊 「三井の大黒」 他一席    入船亭遊一


7/16(日)は、「つるがしま落語会」。 14:00から鶴ヶ島市女性センターにて。

 林家たい平  入船亭遊一


7/21(金)の18:00からと、22(土)17:00からは、黒門亭夜席です。
 橘家二三蔵  桂南喬  古今亭菊春  入船亭遊一
 22日はネタ出しで、「天災」をやらせて頂きます。


7/23(日)は、鈴本早朝寄席。
 三遊亭窓輝  三遊亭亜郎  入船亭遊一  古今亭菊六

  
7/29(土)は、「神田伯龍独演会」。 13:00からお江戸日本橋亭にて。
 神田伯龍  神田昇龍  入船亭遊一


7/30(日)は、「岩間寄席」 14:00より相鉄線天王町・岩間市民プラザにて。
 三遊亭歌司  仙花・小花  三遊亭歌彦  入船亭遊一  三遊亭歌ぶと


詳細は、またお知らせ致します。 お時間ございましたら、いらして下さい!
 



行き当たり、場当たり

2006年06月28日 | 仕事
今朝もちゃんと起きて、池袋のシアターグリーンへ。 10時から22時まで、芝居の稽古でした。 明日から7/3まで、本番です。

5日間は落語から離れますが、一応は噺家役をやりますので。 気持ちは、落語家です。

先日の映画もそうですが、芝居の世界と寄席の世界も、だいぶ違いますね。 まず、言葉が分からない。 “場当たり”だの、“ゲネプロ”だの…。 いろいろと教えてもらって、勉強になりますね。

さぁ、今日は早く寝ますよ!

紫外線と市街戦

2006年06月28日 | 寄席
27日。 ちゃんと起きて、浅草演芸ホールへ、師匠ののぼりを届ける。
7月上席(1~10日)、浅草演芸ホール・夜の部は、師匠・扇遊がトリを務めます。  遊一は16:45頃の出番、出演日は4・5・6・7・10日です。
 
その後、紫外線の攻撃を避けつつ、バスで日暮里へ移動。 来月の東京めぐりは、日暮里~根岸~三ノ輪。 UVにやられまくりながら、その下見をする。 暑いよ!
太田道灌像やら、お行の松やら、大音寺やら。 長国寺は、学生時代の『遊歴雑記』のゼミ発表以来。

夜は鈴本演芸場、「噺こそすべて・特別編」

  歌すみ  「子ほめ」

  市朗   「転失気」

  遊一   「干物箱」

  菊朗   「のっぺらぼう」

  白酒   「鰻の幇間」

  座談会  (扇治・白酒・菊朗・遊一)

  扇治   「厩火事」


座談の時、永六輔さんからの応援メッセージが流れる。 永さんの言葉の中に、「遊一」という単語が出ると、相変わらずビビる。

今日のような3人会、やりたいですねぇ。 もっと、勉強して…。

今宵は、扇治兄さんと打ち上げ。 今夜は、閉店時間厳守で清く別れました。

三省、どう?

2006年06月27日 | 寄席
26日、10時から芝居の稽古。 プロのダンサーの方々、間近で見たけど凄いっす! 
19時前に稽古場を出て、目白へ。 

第2回 「ル・プティニ寄席」

  遊一   「厩火事」

  扇里   「ねずみ」

終演後は、お店ご自慢のケーキを食べながら、上品な打ち上げ。 お客さまと、しばし談笑する。 このブログをご覧になってる方、何人かいらっしゃいましたよ。 普段ここに書けないことを、話したりなんかして…。

次回は、8/28(月)20:00開演です。 よろしくお願いしますm(__)m
 
その後、兄さんと反省会。 終電逃して、さらに反省。

※もう一つ反省。 昨日書いた「白虎隊」はTBSではなく、日本テレビでした。 ご指摘、有り難うございました。 訂正します。


25歳のしょうねん

2006年06月25日 | 仕事
今日は、前座の柳家生ねんさんと2人、会津若松の小学校へ。 湊小学校の1年生から6年生と、ご父兄の皆さん。

  遊一&生ねん  落語の解説、体験コーナー

  生ねん  「桃太郎」

  遊一   「転失気」

校長先生はじめ、皆さんに歓迎され、良い雰囲気でした。 お世話になり、ありがとうございました。 また、うかがいたいですね。

大学卒業直前、会津若松の西にある塩川町に行きました。 仲間と、みちのくプロレスを観戦するために…。 翌日に会津若松の観光をしたんですが、それ以来です、12年ぶり。

20年ほど前の年末に、日本テレビで放映されたドラマ、「白虎隊」。 あれは、泣きました。 堀内孝雄が歌う「愛しき日々」、これも良かった!
会津藩の武家の女性(池上季実子)が、自害するシーンが印象的。 死んでから裾が乱れぬようにと、膝を紐でしばってから、首に刃を…。

石光真人編著『ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書』(中公新書)、戊辰戦争で自刃した母や姉妹のことも記されてます。 



  明日、6月26日(月)は、第2回「ル・プティニ寄席」

  目白駅前、カフェ・ル・プティニにて、20:00開演です。

  出演  入船亭扇里  入船亭遊一 (各一席)

  お問合わせは、03(3950)1466(ル・プティニ)まで。 ご来場、お待ちしております!



ご来場御礼

2006年06月24日 | 寄席
昨日の「入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは」、ご来場の皆様、誠にありがとうございましたm(__)m 楽しんで頂けたでしょうか??

  生ねん  「狸の鯉」

  小権太  「のめる」

  遊一   「夢の酒」

  遊一   「たがや」

  小権太  「子別れ」

いろんな状況が重なり、過去最低の入りでした。 でも、いつものように温かいお客さま。 
拍手だけでなく、差し入れまで頂戴しましたよ。 鰻重、銀座メロン、パン、味の民芸…、好きなものばっかり。 この前、国分太一さんから頂いた「黒胡椒せん」、昨日は一箱も頂戴しました。 ご馳走さまです。

次回は、9月28日(木)19:00より、日暮里サニーホールです!



今日は、高田馬場の東京富士大学へ行きました。 校友会の総会で、扇里兄さんと一席ずつ。 最後、質問コーナーになり、鋭いツッコミと温かい励ましを頂く。 こちらも、ありがとうございましたm(__)m


※北天佑が亡くなりました。 45歳は早すぎます。 大関から横綱へ駆け上がろうという、千代の富士との一戦。 たしか北天佑は、前頭三枚目くらいでした。 千代の富士の上手投げに、北天佑がの下手投げで返して、勝った一番。 今も記憶に残ってます。 弟さんが九重部屋で苦労したせいか、千代の富士との取り組は、いつも熱かった。
「北の天に生まれ、人の右に出る」男は、天に召されてしまいました。



もうすぐ…

2006年06月22日 | 出演情報
数時間後、ワールドカップの日本戦です。 明け方まで、起きていられそうにありません。 今夜は、おとなしく寝ます。 明日は、私も一大事なんで…。

こちらも、まもなくです。

明けて、6/23(金)

第9回 小権太・遊一の会 「入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは」

日暮里サニーホール(日暮里駅南口・徒歩3分)にて、19:00開演。

柳家小権太 「子別れ」 他一席

入船亭遊一 「夢の酒」 他一席(「たがや」の予定)

 前売・予約¥1500  当日¥1800

 ご予約は、kogonta@mist.ocn.ne.jpまで、お急ぎ下さい。

 ※「東京かわら版」をお持ちの方、電話予約でしたら、ギリギリまで対応します。
   
 よろしくお願い致しますm(__)m



夢の途中

2006年06月21日 | 日記
今朝は初日なので、師匠宅へ。 寄席の興行は10日毎なので、1日・11日・21日が初日です。 前座の時は毎日通いますが、二つ目は初日だけというのが多いようです。 今朝は、湿気で汗ダク。 師匠は、今日から鈴本の出番なので、楽屋へカバンを届ける。

鈴本の楽屋には、出番の仕度をする、たけ平さんがいた。 今度、世話になることがあり、挨拶する。 タテ前座の生ねんさんには、あさっての日暮里の会、前座をお願いしてます。

2人とも、私なんかより大変な前座修業をしてました(生ねんは、絶賛継続中!)。 
私の前座時代、毎朝師匠宅に行きますが、寄席が終われば自由な時間はありましたけど…。

たけ平さんは、寄席が終わると、師匠宅へ戻ってました。
生ねんさんは、内弟子です。 会うたびに、「恋してるぅ??」と聞くんですが、それは無理な話。 いつも、いじってゴメンなさいm(__)m


  都会は秒刻みの慌ただしさ、 恋もコンクリートの籠の中。


2000年の今日、6月21日に、前座として楽屋入りしました。 上野鈴本の夜席が、私の初芝居です。 と言っても、高座に上がることもなく、楽屋で働くのみ。 あれから、丸6年経ちました。

 ※前座の時、夢遊病でしたが、今は大丈夫です。

稽古と大作

2006年06月20日 | 出演情報
今日は、朝から芝居の稽古。 噺家の出演者も集まる。 慣れないダンスもやりました。 「奴さん」とは手が反対で、「深川」とは足が逆。 大変です。


 ※重要なお知らせです

 23日・金曜日、日本対ブラジル戦でお疲れでしょうが…

 第9回 小権太・遊一の会「入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは」

   日暮里サニーホール(日暮里駅・徒歩3分)にて、19:00開演です。

   柳家小権太  「子別れ」 他一席

   入船亭遊一  「夢の酒」 他一席

   前売・予約¥1500  当日¥1800 
   
   ご予約は、kogonta@mist.ocn.ne.jpまで。 ご来場、お待ちしております。



ほぼブラジル

2006年06月19日 | 日記
夕べは、ブラジル対オーストラリアの試合も観ちゃいましたよ。 ブラジルには勝てないでしょ、日本は?? 

眠い目をこすり、師匠宅へ。 いつも通り、掃除やお使いを。 相変わらず、汗ダクになる。 その後、師匠のカバンを浅草の楽屋へ持っていく。 三遊亭丈二師匠と一緒に、師匠から噺を教わる。 そして、師匠の荷物を、お宅へ届ける。

久しぶりのお天気で、気分のいい一日でした。

エビぢゃん

2006年06月18日 | 趣味
東戸塚西武、オーロラモール寄席。 2回公演。 〆治師匠と、2人です。

  遊一   「転失気」

  〆治   「不動坊」


  遊一   「たがや」

  〆治   「笠碁」


1回目と2回目の間で、お弁当タイム。 いつも、おこわ弁当でしたが、今日はボリュームが違う(遠目で)! 「海老玉丼」、極太の海老が二本、玉子でとじられて…。 私は大のエビ好き、だけど極度のえびアレルギー持ちなんです。 ゴハンだけ、いただきました。 海老&玉子、そのまま残してきましたが、決して悪気はございません。 8月も伺いますが、ご心配なく。

終演後、暑気払いというか湿気払いで、「軽く一杯いこう!」。 てゆーか、結果的に焼酎をボトル一本(各自)。 〆治師匠とのお酒は、いつも楽しくて楽しくて…。 でも、サッカーがあるので、お開きに。


日本対クロアチア。 現在、ハーフタイム。

クロアチアと言えば、PRIDEのミルコ・クロコップ・フィリポビッチの母国。 よく煽りの映像で、ユーゴ内線の様子が流れますね。

旧ユーゴスラビア共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ国でした。 その多民族国家・ユーゴの悲劇を描いた、坂口尚 『石の花』、是非ご覧になって下さい。 講談社漫画文庫、全5巻です。

『ライフ・イズ・ビューティフル』で泣いた方、漫画ですが泣けます。 『僕を愛したふたつの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ』をご覧になった方、こっちの方が泣けます。

川口、ナイスセーブ! 後半は、応援に専念します!!


温故知新

2006年06月17日 | 寄席
お江戸日本橋亭。 第31回 『神田伯龍独演会』

  遊一   「子ほめ」

  昇龍   「天保水滸伝・蝮の六蔵」

  伯龍   「吉原百人斬・名刀籠釣瓶の由来」

  伯龍   「吉原百人斬・お紺殺し」


前座の時から、開口一番を務めさせて頂いてます。 講釈のネタが並ぶ中で「子ほめ」は、いかにも軽いですね。 

毎回、伯龍先生の講談を袖で聴き、勉強になります。 今日のネタは、30年ぶりだとか。 同じネタを同じようにやるのが嫌いらしく、毎回違うやり方で語るそうです。 今日の「吉原百人斬」は、通しで演じると7時間かかるとのこと。

この6月で満80歳、芸歴68年。 今後も、他の講釈師のやらないネタを、どんどん高座に掛けると意気軒昂でした。


  「古きを温めて、新しきを知る。 以て、師たるべし」

温故と知新は、車の両輪。二つを備えてるのが、師であると。 最近、誤った解釈を見かけますが…。

伯龍先生こそ、孔子の言う“師”に当てはまるなぁ、と思った次第。


命名も宿命?

2006年06月16日 | 日記
一昨日、友人夫婦に女の子が誕生しました。 おめでとうございます! 名前は、「ここみ」ちゃん。 でも、木村さんちとは字が違うらしい。

子供が生まれたり、弟子が来ると、名前を付けなければなりません。 前座の名前なんかは、いい加減で構いませんが、子供となると大変ですね。 私の場合、全然そんな状況になりませんが…。

ちなみに私は、扇遊の一番弟子で“遊一”、大師匠・扇橋が名付け親です。 時々、「本名ですか?」と聞かれますが、もちろん芸名です。 前座の時の“ゆう一”も、大師匠に決めて頂きました。 
ちなみに、“入船亭扇橋”という名は、談志師匠が見つけて下すったそうです。 先代・扇橋は、「梅が香や 根岸の里の 侘び住まひ」などの句を残してます。

お相撲さんの四股名(醜名)にも、色々と由来があるそうで。

69連勝の記録を持つ、大横綱の“双葉山”。 本当は、「力抜山」になる筈だったらしい。
力抜山と言っても韓国出身で新日本プロレスに留学してた、後のストロングマシーン2号(ノータッチ・トペでお馴染み)じゃありませんよ(知りませんか?)。
楚王・項羽が、四面みな楚歌となった時の『垓下の歌』、その冒頭。 「力は山を抜き、気は世を蓋う」、そこから取って、力抜山。 中国の故事、漢詩からなんてなぁ、素晴らしい。 でも、力が抜けちゃあいけないので、双葉山になったとか。
引退を決意した時に、知人に宛てた文面、「未だ木鶏たりえず」。 昔の力士には、漢籍の教養もあったんですね。

少年時代に大好きだった千代の富士は、郷土の先輩で師匠の横綱千代の山、後に師匠となる横綱北の富士から取りました。 わかりやすい。
同じ九重部屋の北勝海は、横綱昇進時、北海道十勝出身だから「十勝海」が良かろう。 でも、十勝しかできない横綱なんて…、それで北勝海に。


名は体を表すと言いますし、言魂という思想もあります。 孔子曰く、「必ずや、名を正さんか」と。
言葉も名前も、大事にしなきゃと思いました。


※ 小5の時、蔵前国技館に行きました。 横綱土俵入りを終えた千代の富士に触れようとした私、付き人にドーンと突き飛ばされました。 その付き人は、当時幕下上位にいた保志。 私を倒し、横綱にまで昇り詰め、北勝海となりましたとさ。  



終電が宿命

2006年06月16日 | 趣味
15日は、稽古→お見舞い→食事会。

女子医大病院。 お見舞いに行き、逆に励まされて帰る。 しっかりせねば。

食事会、二つ目の兄さんたちと焼肉を。 肉も美味いし、話も盛り上がる。 自ずと、酒も進む。 “一軒一軒復一軒”。
二軒目の店で、消すことの出来ない宿命を背負った3人は三軒目へ。 「砂の器」トーク、全開。

※私の好きな日本映画 

 第1位 「砂の器」

 第2位 「切腹」

 第3位 「七人の侍」

お嫌いですか??

三軒目、何気なく「砂の器」の話題を振られ、大好きな私は嬉しくて嬉しくて…。 

今夜も終電です。