遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

かんしゃ苦

2007年05月22日 | 日記
21日。 師匠宅へ行ったり、電話連絡・メールの送受信。 買物行ったり、届け物をしたり。 ちょこちょこ動き回った一日。 下北沢のホームで、芸術協会の兄さんとパッタリ会ったりもする。 そう言えば、下北沢の駅近く、焼鳥屋の壁に後輩のサインを発見。 店の外だから、目立つよ(誰のものかは、今日のタイトルにヒントあり)! 字もデカイし。


ニュースで、愛知の立て籠もり事件、殉職警官の通夜の模様が流れていました。 また、ワイドショーでも、事件を振りかえる特集をしてました。

最初に撃たれ、横たわる警官の映像に、腹を立てる方もいるでしょう。 なぜ、助けに行かないんだと。 また、投降(命請いの後)した犯人への対応、あれを見て憤りを感じた方も数多くいるハズだ。 ペットボトルと袋を手にして出てきた犯人に、「ありがとう」はないでしょう。 「両手に持ったものを放しなさい。 手を挙げなさい」では、ダメなんですかね。

抵抗せずに出てきてくれて、「ありがとう」ってこと?? 犯人を刺激しない為というのは、理解出来なくもないけど…。 とても、違和感を覚えました。

ふと思い出したのは、『論語』の一節。 いつも読んでる、岩波文庫版です。

ある人が「恩徳(善意)で、怨みへの仕返しをするのは如何でしょう」と言った。 先生は言われた、「では、恩徳へのお返しには、何でするのですか。 まっすぐな正しさで怨みに報い、恩徳によって恩徳にお返しすることです」と。

  或曰、 以徳報怨、 何如、 

  子曰、 何以報徳、 以直報怨、 以徳報徳、


  善意には善意でお返しし、怨みには自分の正直さで返しなさい。 

私は、そう習いましたし、そのつもりで行動してるのですが。 恩徳に甘えて、ちゃんとお返し出来ているのか不安になったりもします。 申し訳なくも、思います。


犯人に「ありがとう」と言うなら、死傷した警官には何と礼を言うのでしょうか。 で、疑問を感じた訳です。 市民のために亡くなった警官が、浮かばれません。 負傷しても助けに来てもらえないんじゃあ、士気も下がるというもの。


※テレビ朝日“青木ドナウ”で、世間への怒りをぶちまける企画をやっており、感化されました。 すいません、ちょっとした苦言です。 癇癪をおこした訳じゃありません。