ナース河合から同期のオリーブにふられた利用者の入浴介助をめぐって、ナース河合とオリーブの間にバトルが勃発。
いつしかそれは現任ケアマネと前任ケアマネのバトルという枠を超えて、ナースVSヘルパーの戦いにまで発展していくのです。
ザクレロさん(仮名)77歳・男性/要介護2。
(すみません、コドモに適当に仮名をつけさせたらガンダム関連になってしまいました)
脳梗塞後遺症、左片麻痺です。
歩行は困難、身体が傾いています。
去年自宅で転倒して骨折し入院、今年初頭に退院し、その際にC病院の病診連携からナース河合に依頼がありました。
まず福祉用具を導入。
実の娘と同居していますが、娘の仕事は朝が早いため、ナース河合は午前中毎日ヘルパーを食事の支度の生活援助に入れました。
娘が朝10時頃帰宅し、ヘルパーが作った食事を食べさせるそうです。
それから週に2回、訪看で入浴介助を入れたんです。
数ヶ月経ち、ナース河合が異動になって、担当がオリーブに変更になりましたが、ザクレロ氏も娘もナース河合を信頼していたため、担当変更をとっても残念がっていたそうです。
ナース河合から担当を引き継いでから、ヘルパーさんの仕事の内容が徐々に変わってきました。
朝、朝食や昼食を作るだけの家事から、ベッドから起こし、トイレや食堂まで居宅内の移動につきそったり見守ったりなどの身体介護の場面が出てきたワケです。
で、ヘルパー事業所から内容の見直し依頼がきて、オリーブが担当者会議をやって、これまでの生活2サービスを、身体1生活1に修正。
※注:ヘルパー事業所はひがしヘルステではありません。
しかしザクレロさんは要介護2ですから、限度額にそう余裕はありません。
引き継いでから5月、6月と、わずかながら限度額を超過してしまうことに。
※注:限度額のオーバーする月があることは、予め家族には了解をとっていました。
そこで当然オリーブは、どこか削れるサービスがないかどうかを考えます。
福祉用具はすべて必要なものばかり、返せるものはありません。点数も適正ですから、安いものに変えても100点も違いはない。
娘の休みの日以外は毎日入ってくれるヘルパーも、これ以上1日たりとも減らせない。
となると、やはり、訪看で入っている入浴介助(訪看2)を、訪問介護にスイッチできないものかと思うワケです。
まず、オリーブは、訪看スタッフにザクレロ氏の入浴介助時の状況を確認。
バイタルのこと、ふらつき不安定な状態、入浴用具を購入するとしたら何か有用か、などなどを聞き、これならヘルパーでも出来るのではないかと思いました。
で、ザクレロ氏宅に入っているヘルステのサ責に相談。
入浴はさせていないにしても、身体介護をやっているワケですから、本氏の身体状況はわかっているはず。ヘルパースタッフに、ザクレロ氏の入浴の介助サービス提供が出来るかどうかを相談しました。
するとサ責はスタッフとケース会議をやったのち
「はい、出来ます、やらせて下さい」
と答えました。
それからオリーブは、ザクレロ氏の娘に相談。
限度額のこと、訪看とヘルパーの点数の違い、ザクレロ氏の入浴の介助状況。
現在訪看でやっている本氏の入浴介助をヘルパーにお願いすれば、限度額が超過せずに済むということ。
すると娘氏は不安そうな表情になり、利用当初から関わってもらってきた訪看を外すのは心配だと言ったそうです。このまま看護師さんに来てもらいたい、と。
オリーブもいろいろと説明したのですが、娘氏には理解出来ないんですね。
なぜ訪看をやめて、ヘルパーにしなくてはならないのか。
限度額超過ぶんくらいなら支払うから、このまま訪看に入浴介助をお願いしたい。
娘氏はそう言って、オリーブの提案は却下されました。
その翌日、ナース河合が事務所に来てオリーブに猛抗議。
どうやら早速ザクレロ氏の娘から、話を聞いたようです。
ナース河合は、
「ザクレロさんの入浴介助は訪看でなければムリです。
ヘルパーさんでは出来ないと思います。」
と言ったそうです。
その根拠はザクレロさんの身体状況とかいろいろだそうですが、まあ確かに片麻痺で歩行や移動も危ういことはそうですけど、オリーブや、私たちケアマネにしてみれば、訪看でなきゃムリ、とまで言い切られるような状態ではないと思うんですよね。
ましてケアマネは、家族がいいと言えば限度額をオーバーする計画でも立てて構わないってもんじゃありません。
前ログにも書きましたが、訪看は60分でデイ1日ぶんと同等金額を使うサービスなんですからね。
結局この問題は担当者会議で話し合いましょう、となったのですが、訪看でなければムリ、と言われれば、やる気になっていたヘルパーはムカッときますし、ナース河合はもとケアマネをカサに着て
「限度額限度額というのなら、本当に必要なサービスを削るより先に、いつの間にか身体介護になっているヘルパーを生活援助に戻したらどうですか。」
と言いオリーブを怒らせる始末。
「主治医に意見をもらったらどうですか(ヘルパーに入浴をやらせてもいいかどうかというようなことについて)」と入れ知恵したり、別の訪看スタッフに意見を聞いたりもしました。ちなみに別の訪看ナースは、確かに移動に転倒の危険はあるが、訪看でなければ出来ない、とまでは言えない、という意見でした。
でもナース河合はワンマン(死語)管理者ですから、他のスタッフの意見なんかどうでもいいんです。
何か何でも訪看を削らせまいと、その月からのモニタリングまで担当ナースから取り上げて、いかに看護の専門的意見が必要か、いかに自分たちが家族から信頼されているかをびっしり書き連ねてきましたので、とうとうオリーブもサジを投げてしまいました。
やれやれです。
ええと、この件に関しては、訪看がどうとか、ヘルパーがどうとか、これ以上書かないことにします。だってこれって、それ以前の問題ってカンジだから。
ナース河合、訪看専従になったことをまだ恨んでます。
なんでそうなったのか、自分に原因があるってことを自己覚知しないと、なにやったってダメだよ。
ところで。
九州南部、梅雨明けしましたよね、寺社奉行さん。
いつしかそれは現任ケアマネと前任ケアマネのバトルという枠を超えて、ナースVSヘルパーの戦いにまで発展していくのです。
ザクレロさん(仮名)77歳・男性/要介護2。
(すみません、コドモに適当に仮名をつけさせたらガンダム関連になってしまいました)
脳梗塞後遺症、左片麻痺です。
歩行は困難、身体が傾いています。
去年自宅で転倒して骨折し入院、今年初頭に退院し、その際にC病院の病診連携からナース河合に依頼がありました。
まず福祉用具を導入。
実の娘と同居していますが、娘の仕事は朝が早いため、ナース河合は午前中毎日ヘルパーを食事の支度の生活援助に入れました。
娘が朝10時頃帰宅し、ヘルパーが作った食事を食べさせるそうです。
それから週に2回、訪看で入浴介助を入れたんです。
数ヶ月経ち、ナース河合が異動になって、担当がオリーブに変更になりましたが、ザクレロ氏も娘もナース河合を信頼していたため、担当変更をとっても残念がっていたそうです。
ナース河合から担当を引き継いでから、ヘルパーさんの仕事の内容が徐々に変わってきました。
朝、朝食や昼食を作るだけの家事から、ベッドから起こし、トイレや食堂まで居宅内の移動につきそったり見守ったりなどの身体介護の場面が出てきたワケです。
で、ヘルパー事業所から内容の見直し依頼がきて、オリーブが担当者会議をやって、これまでの生活2サービスを、身体1生活1に修正。
※注:ヘルパー事業所はひがしヘルステではありません。
しかしザクレロさんは要介護2ですから、限度額にそう余裕はありません。
引き継いでから5月、6月と、わずかながら限度額を超過してしまうことに。
※注:限度額のオーバーする月があることは、予め家族には了解をとっていました。
そこで当然オリーブは、どこか削れるサービスがないかどうかを考えます。
福祉用具はすべて必要なものばかり、返せるものはありません。点数も適正ですから、安いものに変えても100点も違いはない。
娘の休みの日以外は毎日入ってくれるヘルパーも、これ以上1日たりとも減らせない。
となると、やはり、訪看で入っている入浴介助(訪看2)を、訪問介護にスイッチできないものかと思うワケです。
まず、オリーブは、訪看スタッフにザクレロ氏の入浴介助時の状況を確認。
バイタルのこと、ふらつき不安定な状態、入浴用具を購入するとしたら何か有用か、などなどを聞き、これならヘルパーでも出来るのではないかと思いました。
で、ザクレロ氏宅に入っているヘルステのサ責に相談。
入浴はさせていないにしても、身体介護をやっているワケですから、本氏の身体状況はわかっているはず。ヘルパースタッフに、ザクレロ氏の入浴の介助サービス提供が出来るかどうかを相談しました。
するとサ責はスタッフとケース会議をやったのち
「はい、出来ます、やらせて下さい」
と答えました。
それからオリーブは、ザクレロ氏の娘に相談。
限度額のこと、訪看とヘルパーの点数の違い、ザクレロ氏の入浴の介助状況。
現在訪看でやっている本氏の入浴介助をヘルパーにお願いすれば、限度額が超過せずに済むということ。
すると娘氏は不安そうな表情になり、利用当初から関わってもらってきた訪看を外すのは心配だと言ったそうです。このまま看護師さんに来てもらいたい、と。
オリーブもいろいろと説明したのですが、娘氏には理解出来ないんですね。
なぜ訪看をやめて、ヘルパーにしなくてはならないのか。
限度額超過ぶんくらいなら支払うから、このまま訪看に入浴介助をお願いしたい。
娘氏はそう言って、オリーブの提案は却下されました。
その翌日、ナース河合が事務所に来てオリーブに猛抗議。
どうやら早速ザクレロ氏の娘から、話を聞いたようです。
ナース河合は、
「ザクレロさんの入浴介助は訪看でなければムリです。
ヘルパーさんでは出来ないと思います。」
と言ったそうです。
その根拠はザクレロさんの身体状況とかいろいろだそうですが、まあ確かに片麻痺で歩行や移動も危ういことはそうですけど、オリーブや、私たちケアマネにしてみれば、訪看でなきゃムリ、とまで言い切られるような状態ではないと思うんですよね。
ましてケアマネは、家族がいいと言えば限度額をオーバーする計画でも立てて構わないってもんじゃありません。
前ログにも書きましたが、訪看は60分でデイ1日ぶんと同等金額を使うサービスなんですからね。
結局この問題は担当者会議で話し合いましょう、となったのですが、訪看でなければムリ、と言われれば、やる気になっていたヘルパーはムカッときますし、ナース河合はもとケアマネをカサに着て
「限度額限度額というのなら、本当に必要なサービスを削るより先に、いつの間にか身体介護になっているヘルパーを生活援助に戻したらどうですか。」
と言いオリーブを怒らせる始末。
「主治医に意見をもらったらどうですか(ヘルパーに入浴をやらせてもいいかどうかというようなことについて)」と入れ知恵したり、別の訪看スタッフに意見を聞いたりもしました。ちなみに別の訪看ナースは、確かに移動に転倒の危険はあるが、訪看でなければ出来ない、とまでは言えない、という意見でした。
でもナース河合はワンマン(死語)管理者ですから、他のスタッフの意見なんかどうでもいいんです。
何か何でも訪看を削らせまいと、その月からのモニタリングまで担当ナースから取り上げて、いかに看護の専門的意見が必要か、いかに自分たちが家族から信頼されているかをびっしり書き連ねてきましたので、とうとうオリーブもサジを投げてしまいました。
やれやれです。
ええと、この件に関しては、訪看がどうとか、ヘルパーがどうとか、これ以上書かないことにします。だってこれって、それ以前の問題ってカンジだから。
ナース河合、訪看専従になったことをまだ恨んでます。
なんでそうなったのか、自分に原因があるってことを自己覚知しないと、なにやったってダメだよ。
ところで。
九州南部、梅雨明けしましたよね、寺社奉行さん。
プレ企画、はじめました。
内容がぴったりでした。
そうなんス、最初が肝心。
限度額オーバーしてもいいって家族もいますが
家族が了解してればオーバープランを作ってもいいってことにはならないんですよ、ケアマネは。
訪看入れるときはホント注意が必要です。
特にウチは。