業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

家電・理美容

2008年03月16日 | 担当者会議
※ 画像は『タコ焼き3兄弟』…右のゴルゴは即わかるとして、他の2人のキャラを誰か解明してくれ。それから、どれが長男なんだろう。

介護保険開始間もない頃からのヘルパーだったハリケン。
偉そうにヘルパー批判なんかしてますが、
「ええっ、これって(今)やっちゃいけないの!?」
なんてことがよくあります。

介護保険施行以前、ヘルパーは家庭奉仕員と呼ばれていました。
独居で比較的裕福な高齢者限定、その使い方もゆるやかだったし、話し相手や外出付き添いも出来ましたし、額縁も拭いたし玄関先も掃いてました。

今は銀行での現金引き出し代行がご法度になってたり、理美容が外出と認められなかったり、以前は出来ていたことが出来なくなってますよね。
ウチの併設悪徳ヘルステも、やっとそのへんを考えるようになったのかなっていないのか、ケアマネ連としょっちゅーあーだこーだ言ってますが、相談というよりは
「すみません、○○さんに頼まれてつい床屋さんに連れて行っちゃいました」
とか
「ごめんなさい、△△さんがどうしても新しいテレビが買いたいって言うからヤマダ電機に行ってきました」
つー事後報告が相変わらず多いです。
何度言ったらわかるのよ、キーッ!です。

先日、私の担当する利用者さんが
「携帯電話を買いたい」
と言い、ヘルパーに付き添いを依頼。
その方は脳梗塞後片麻痺で車椅子、独居です。
自宅で電話が鳴っても移動が間に合わず取れなかったりするし、外出先には公衆電話も少なくなったし、だいいち車椅子で公衆電話じゃ手が届かなかったりするので、日常生活に必要といえなくもない、携帯。
今や携帯は生活必需品だし、うーん、ヘルパーに付き添って買いに行ってもらってもいいかなと悩みました。
で、市に確認してみたんですけど、やっぱり駄目なんですってさ。
仕方ない、自費にするしかないですねということでハナシがつきました。

市職員によると、携帯に限らず家電製品は、日常的に買物に行くワケじゃないのでダメだと。
そりゃわかりますよ。
毎日毎日ヤマダ電機とかコジマに行く人はいませんから。

あ、生死に関わればいいのか。
ミキサー食を摂っている高齢者宅の電動ミキサーが壊れてしまって購入するしかないときはどうなんだ。
足が壊死する恐れのある人に電気アンカを買うとか、肺疾患のある人の空気清浄機とかはどうだ。
屁理屈と言われるかもしれませんが、家電ってひとくくりにしないでほしいと思います。

理美容だって、以前は生活行為とされていたんです。
高齢者の自宅に派遣される訪問理美容が整ってきたからそれを使えよってこともあるんでしょうけど、美容室で髪を切ったり床屋でヒゲを剃ったりするのって、とっても幸せじゃないですか。
そのくらいやらせてやってもいいと思う。月に1回までとか制限してもいいから。

でもねえ。

こういう議論をするとうちのヘルパーさんたちは
「厚生労働省は高齢者のことを本当にわかってんのかしら!」
とプリプリ怒ってノリノリにのってきますが

こんなふうに家事や外出なんかの業務内容が制限されてしまった最大の原因はあなたたちヘルパーにあるのだということをまず理解してほしいと思いますね。



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1 コメント

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やっぱり (ちゃかぽん)
2008-03-16 23:15:35
長男は一番右の大きい人だと思う。
次男が左で真ん中の小さいのんが末っ子。

うん、きっとそうだ。


ヘルパーさんが提供できるサービス、本当に制限が厳しいですよね。
一部の利用者さんには「どうにかして援助してもらいたい・・・」という内容のこともあります。
でも、ほとんどの高齢の方が、今までヘルパーさんをいいように使ってきたのもあるし、ヘルパーさんも、勉強して資格をとった福祉に従事するプロだという意識を持たないでいろんなことを引き受けてきたことにも原因はあるんでしょうね。
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