私の指輪返せ～！

私達夫婦はお揃いのハワイアンリングをしている。
夜帰宅するとはずして、朝出掛ける時に身に着けるのが習慣の指輪だ。

今朝も、先に出勤するオットが、いつものアクセサリーホルダーから指輪を取り、はめようとしている。
「あれ？キツいな」
「ん？どしたの？むくんだ？」
「うん、ちょっとむくんだかな…まぁいいや、行ってきま～す！」

オットはキツい指輪を握りしめバタバタと出て行った。

『あら～、むくんじゃったか。毎晩お酒飲みすぎだよ。やっぱり、休肝日もう少しうるさく言わなくちゃ』
『いや、待てよ。我が家の晩ご飯、味が濃すぎるよな』
などと自己反省をしばし。

さて、私の出勤時間。

あら？私の指輪がないよ…？
隣にかかってる指輪をしてみたら、
あら？微妙にゆるい…

はは～ん、オットが私の指輪をして行ったのは間違いないけど、言いたいことはそこじゃない。

この「微妙」がマズいよ…
普通なら妻の指輪はオットの小指にもはまらないくらいが可愛いじゃないの。
取り間違えなんてあり得ない。
しかし、我が家。
オットには微妙にキツく、私には微妙にユルい。
つまり「僅差」ってことだ。

あ～ぁ、私の9号はどこへ行っちゃったの？(T_T)

そんなわけで、ワタクシ本日指輪なし。