Takekida's log

千里の道も一歩から

プロフェッショナル ミリオネア

2015-11-22 22:02:48 | Books
プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則
クリエーター情報なし
プレジデント社

年収1億以上を稼ぐ人たちの思考法をまとめた本。
年収1億というとサラリーマンでは社長クラスということになりますが多くは自営業者ということになるでしょう。
筆者はこういった富裕層を専門としたFPですが損保の営業時代にも全国一クラスの成績を残していた人物なので根っから優秀だったということがいえるとは思います。
筆者としては2-3000万と1億の違いを議論しているので自分としては箸棒といったところですが何かを始めて成功するというのはものすごい競争率なのだと思いますし背負っているものが違うと思うのでやはりすごいと感じます。この本で取り上げられている感覚というのは学力やIQのように図りやすいものではなく「非認知能力」と言われるような自己認識、意欲、自制心、創造力といった非常にベーシックな根幹にかかわるところだと思います。
こういったものは後天的には身につけがたいものも多いですが少しでも近づくためには成功した人に真摯に学ぶということなのでしょう。
本書でも共通項の一つとして学んだことをすぐに実践するというのがあります。ビジネス書が次々と現れても商売になるのはみんながこれを読んでも実践できず読んで満足するということが多いからなのだと思います。

60個も項目がありますがその中でも以下の項目は重要かと思われます。実践しなくては…

◎行動の「結果」でしか、人は変われないと知っているか
 有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏との対談でこう話しているのを読んだことがある。
 「才能のある人がその能力を発揮できないのは、習慣や性格、考え方が邪魔をして合理性を発揮できないからである」
 成功する人には、成功する人の習慣が身についている。一方で、成功できない人は、成功できない人の習慣のまま、日々を漫然と送っている。
 ポイントは強制力を無理やり与えて小さな挑戦をさせること。
 
 
◎具体的なエピソードを語れるか、本質を突いたひと言が言えるか
 ビジネスにおいて相手が知りたいのは、「それで、あなたは何ができるの?」ということに尽きる。
 問われるのは、自分がこれまで具体的にどのような実績をあげてきたか。数字やエピソードを具体的に語ることができるかどうかだ。
 だが、たとえ実績があっても、具体的なエピソードでは真意が伝わりにくいときもある。
 モノゴトの本質や、普遍的な真実を伝えるには、具体的なエピソードよりも、本質を突いたひと言のほうがときには強いからだ。


◎プロフェッショナルとして「領域」をもっているか
 はじめから自分が何に向いているのか、自分の得意分野は何なのかを自覚している人はいない。社会人になったばかりのころは、一人前にできることなど何ひとつない状態なの だから、会社から与えられた仕事を愚直にやるのがいい。それが自分にとってのプロフェッショナルな領域になっていくのである。
 プロとしての専門性は、一朝一夕で身につくものではない。だが、集中して取り組んだ体験と地道な継続によって、誰にでも備わるものでもあるのだ。


◎戦略とは、捨てることと同義であると知っているか
 ムダな時間と努力を費やす前に、自分がほんとうにやりたいことを思い出し、捨てる勇気を持つことだ。
 成功している経営者ほど、何を残し、何を捨てるかを徹底している。戦略とはすなわち、もてる経営資源をいかに配分するか、その加減のことだからだ。


◎人に尽くすことで、自分も上にいけることを知っているか
 上司を勝たせることができれば、自分も勝ち上がっていける。
 それが組織での賢い闘い方だと、サラリーマン時代に教わった。
 そのためには、まずは上司に尽くすことである。
 具体的には、自分でもできそうなことであれば、自分が代わりに引き受けるようにする。上司には、上司にしかできない仕事に専念してもらうのだ。それによって上司が出世すれば、部下である自分の株もあがることになる。
 これは独立して経営者となっても同じだ。社会で自分より上のポジションの人たちを勝たせることができれば、自分もまた引き上げられる。
 その意味で感じるのは、上司を勝たせることのない人間は、独立しても成功しないということだ。組織や社会の仕組みをわかっていないのだ。

 …
 ほかの人に尽くす人は、ほかの人からも、さらには社会からも自然と引き上げられる。いうまでもなく、社会とは人がつくるものだからだ。
 このことを知っているのもまた、成功している人たちの特徴だ。


いずれも斜字は引用。



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