１月終盤の花＠青ノ山

もう立春も過ぎて暦の上では春なんだけど、明日からはまた寒波到来で
いまだ春の気配なしの今日この頃ですが～～

しばらくの間、ブログアップ出来ずにいましたが、
頭がボケそうなので、またボチボチとアップしようかなと思いたちました。
このところの寒さであまり戸外にも出られていないので（雪国の人に叱られるわ）
珍しいものも有りませんが、お付き合いくださいませ。

１月２９日、寒い日が続いていたのですが、この日は風もなく案外暖かそうなので
丸亀城辺りに散歩に、と思って車で出かけてみました。

途中にはお馴染みの「飯野山」が、「おいでよ～～」と招いてくれているようでしたが、
誘惑に負けそうになりながらやり過ごし、しばらく走ると今度は弟分の「青ノ山」が
「来ない？」って呼んでいるような気がして～

何だか淋しそうな青ノ山が気にかかってしまって、思わずハンドルを右にきってしまいました。

青ノ山は標高２２４ｍ、丁度飯野山の半分位の高さで仲良く南北に並んで鎮座しています。
「仲良く」と書きましたが、本当はどうかわかりません。
兄貴分の飯野山は「讃岐富士」の別名まで頂き、４月２２日は「讃岐富士の日」で
皆さんに祝福されているのですが、すぐ近くにいながら弟分の青ノ山は２月２４日にお祝いもされず
ちょっと淋しい想いをしているのでは？
そういう私も、青ノ山は１年に２回登ればいいほうなので、あまり大きな声では言えないのですが～～

またまた前置きが長くなりました。
という訳で麓にある青ノ山保育園の近くに車を止めて、そこからアスファルトの車道を
歩いて行きます。
頂上まで綺麗な車道が付いていますが、今日は下から歩きます。

どこの里山にもノイバラはたくさん有りますが、ここも凄い繁殖力で車道沿いの道は
赤い実がいっぱいです。




日当たりのいい斜面にはここでもヒメオドリコソウが小さなピンクの花を覗かせていました。



２０分ほどで、車道から整備された登山道に入ります。
この時期は、登山道沿いの樹木も落葉しているものが多くて、日当たり良好の明るい道を登ってゆきます。
（若い女子でも今なら怖くないという事です）
今の時期は咲いている花はありませんが、こんな可愛いヒヨドリジョウゴの実を見つけました。




これはヘクソカズラの実でしょうか？
これも驚くほどいっぱい綺麗な実が付いていました。
この実を乾燥したものは「しもやけ・あかぎれ」に効くそうですので、お入り用なら
青ノ山までどうぞ～～



ヘクソカズラの後ろには、コウヤボウキの綿毛が冬の日差しを受けて輝いてました。



それから、驚いたことにここにはカナメモチの木がたくさんありました。
飯野山にもありますが、カナメモチの数では青ノ山が勝っています。



タラヨウが赤い実をつけています。



此処には頂上の原っぱの周囲にかなりのタラヨウの木があります。（植栽かな？）
別名フミノキ、葉っぱの裏に字を書くと、時間がたつと文字が浮き出てくるので～

もうお昼をだいぶ過ぎていて、お弁当は勿論おやつも持ってきていなかったので
かなり空腹、タラヨウの葉に「弁当欲しい」って書いてみたけど
あまりにも「品」がなかったので、破棄しました。

頂上を突っ切ると、空腹を忘れさせてくれる景色が眼下に広がっています。
今日は青空もありでひときわいい感じです。

瀬戸大橋が白く伸びています。



穏やかな瀬戸の海です。




昨年末の寒風山以来のミニ山歩き、
でも久しぶりに山の木の実や可愛い小さな花に出会えて、生き返ったような気分になりました。

少しずつですが、いい天気の日にまた山に出かけてみようと思っています。
また覗いてみて下さいね。