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中国、北朝鮮の戦闘機供与要請を拒否=消息筋

2010年06月17日 | 中国問題
朝鮮日報6月17日より)

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が先月の訪中で、中国側に最新鋭戦闘機の供与など軍事支援を求めたが、拒否されていたことが16日までに分かった。

 北朝鮮高官筋によると、金総書記は胡錦濤国家主席に対し、中国が最近開発した最新鋭戦闘機「殲10」を北朝鮮空軍の主力戦闘機とするため、無償援助を公式要請したという。しかし、中国側は金総書記の要請を拒否するとともに、北朝鮮が攻撃を受けた場合、十分な支援を行う用意があり、北朝鮮が最新兵器を保有する必要はないなどと説得したという。

 金総書記は帰国直前に胡主席と歌劇「紅楼夢」の公演を観覧する日程をキャンセルした。その背景をめぐっては、軍事支援の要請を断られたことが理由ではないかとの憶測を生んでいる。

 幹部出身の脱北者は「金総書記は『天安』沈没事件以降、韓米両国による軍事攻撃の可能性に相当の危機感を感じていた可能性がある」と指摘した。金総書記が韓国のF15、F16戦闘機に対抗し得る最新鋭戦闘機の導入に北朝鮮の死活を懸けたのではないかとの見方だ。同脱北者は「経済支援を要求するためなら、金総書記があれほど多くの側近を連れて中国に行くはずはない」とも語った。

 朝鮮人民軍出身の脱北者は「北朝鮮軍は特殊戦兵力を補強する一方で、非対称戦力(正規戦で劣勢でも、相手が予想しない手段で攻撃を仕掛ける戦力)を強化したが、海軍力、空軍力で韓国に劣り、特に空軍力で後れを取っているため、危機感が大きい」と指摘した。ロシアに巨額の負債を抱える北朝鮮は、ロシアの再新鋭戦闘機スホイを導入したくても、代金の支払いが不可能で、中国の無償支援に頼らざるを得ない状況とされる。

 一方、金総書記が今回の訪問で最初に訪れた大連で、中国の李克強副首相による出迎えを受けた際、金総書記と李副首相の腕がぶつかり、護衛間でトラブルがあったことも分かった。北朝鮮高官筋によると、北朝鮮側の護衛が李副首相の腕を押しとどめたのに対し、中国側の護衛が北朝鮮側の護衛を制止したため、一時険悪なムードになったという。

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