幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

『国土交通省のお馬鹿さん! ~リニアの即日着工も、決められない!~』(ヘラトリ57号)

2010年03月05日 | 消費税・財政問題
世界の目を醒ます・!
ヘラトリ・トピックス〔第57号〕・


『国土交通省のお馬鹿さん!
~リニアの即日着工も、決められない!~』

おはようございます!
今回も前回に引き続き、小林早賢幸福の科学大学学長に、寄稿いただきました。
今朝のヘラトリを読んで頂ければ、“この明るい未来ビジョンは実現出来るのに!”と歯がゆい気持ちになりますよ!
今の政権には三下り半をつきつけましょう。
未来を任せられる政党は決まりましたね!編集部


3/4付けの朝日新聞に、「リニア、国の審議開始~採算を疑問視・慎重論も」という記事が載っていたので、
「?」なんで1民間企業の事業を国が審議するのか?(日本は相変わらずヘンな国だ)と思って、
記事の内容を読んでみましたら、「2007年のJR東海の意思表示で、“東京‐名古屋間のリニアモーターカーは、
JR東海が自己資金で建設することになったが、名古屋‐大阪間は、国費を投入しないといけない”ので、
国土交通省の審議会にかけて、国の整備計画に格上げするかどうか、答申・決定する」との由。

それは、どうでもいいのですが、
「この審議には、2,3年はかかる」(同省政務三役)とか、
その巻き添えを喰らって「東京‐名古屋間の着工が遅れて、開業は2025年になる」だとか、
揚げ句の果てに、
「大阪までの全線開通は、2045年になる?」などという話を聞くと、
このスピード経営の時代に、まるで縄文時代の石器人と話をしているようで、あきれ果ててしまいました。

これは、結局、「先見性があるかどうか」の問題であり、
「物事の幹と枝葉を見極める力があるかどうか」の問題であり、まさに、“政治の出番”が必要とされる問題なのですね。
私なら、
1.審議会は即日結論(答申)を出して、JR東海は、翌日から着工(環境アセスメントを開始)します。
 (審議会を無くしてもよいのですが、無くす法案を一年かけて、国会に通す時間も、もったいないので。)
2.名古屋‐大阪間の建設資金は、JR東海に政府保証債を発行させて調達し、同時着工します。
3.中間駅(神奈川、山梨、長野、岐阜、三重、奈良)の費用負担(地元自治体負担)で揉めているようですが、
これは、後ほど検証する莫大な経済効果を考えれば、本来、国の公共財として、提供するべきものなので、
建設国債を充てるか、それが他の事業性の低い国債と一緒になるのが嫌であれば、
専用の特別ファンドを発行して、外国から資金調達してもよいでしょう。(今の東海道新幹線だって、外債発行で賄ったのですから。営業マンをやらせて頂ければ、私、即日完売する自信がありますよ(笑)。)
4.南アルプスにトンネルを掘るのに、10年かかるそうなので、全線開通は、遅くとも、2020年までには実現。
(なぜ、2020年でなければならないかの理由は、後述します。)

まず、そもそも、この問題を考えるに当たっては、東海道のラインが、
時間短縮がされたときに生まれる、途方もなく大きな経済効果について、皆さん、アンテナの感度が悪すぎますね。
これは、松下幸之助翁が、東海道新幹線開通の例を挙げて、実にリアルにお話されていましたが(注1)、
昔にさかのぼらくても、ちょっとイマジネーションを働かせれば、おわかり頂けることです。東京から大阪まで、
1時間で行けるんでしょう?

今の「のぞみ」だったら、普通の人なら、朝早く出て、ひと仕事やって、夜に帰って来ますね。
これ、もし、1時間で行けるんだったら、出先の大阪(東京)で仕事が二つ(場合によったら三つ)できますよ。
或いは、ひと仕事終えて、昼過ぎには東京(大阪)に戻って、午後からまた別の仕事に取り掛かれます。
こればっかりは、インターネットやテレビ会議では、代替できません。

そして、重要なことは、経営レベル(経営幹部レベル)で、これが可能になれば、実際に、会社の売上が2倍(場合によったら3倍)になるということです。

今の政治家は、本当に経営感覚がなくて、話が通じないので、苦労するのですが、
〔会社の利益〕(国から見れば税収)というのは、ものすごくザックリした言い方をすれば、
〔商品の付加価値(粗利)〕×〔資金回転力〕
で決まるのですね。
そして、〔資金回転力〕というのは、まさに「回転」という字が表しているとおり、
どれだけ時間を短縮できるかに、かかっている訳です。
経営者というのは、その時間の短縮に、日々、鎬(しのぎ)を削っている訳ですよ。(私も経営者の端くれですから、痛いほどよくわかります。)
ですから、松下幸之助翁が、「リニアモーターカー通したら、日本のGDPは3倍になるよ」(注2)
というのは、そういう意味なんです。
主婦にもわかる言い方(失礼!)をすれば、
「東京‐大阪間が3時間から1時間(3分の1)に短縮すれば、GDP(国の売上)は3倍になる」ということです。

ですから、「採算を疑問視」というのは、本当に先見性のない話で、
プロジェクトごとの「目利き」能力が、全くもって欠如している証拠なのですね。

しかし、これは、関係者を責めるのは、少し酷な話かもしれません。
というのも、これは、本当は、国家ビジョンの問題だからです。

今や永田町には、「財源がないから、政策ができない」という、
政治家としては、まこと情けない(はっきり言えば、失格の)政治家しかいませんが、
本当に足りないのは、“財源”ではなくて、“国家ビジョン”なのです。
国が赤字なのは、提供しているサービスが最低で、顧客(国民)の支持を得ていないからであって、
(売れ残り商品しか作れない会社が、倒産するのは当たり前)、そもそも、「財源がないから赤字」なのではないのです。(「財源」の使い方が間違っているだけなんです。)

そしてね、そもそも「経営」というのは、まず先に「ビジョン」というものがあって、
その下(もと)に「経営資源」(ヒト、金、等)が集まってくるのですね。
本当に人々を幸福にするビジョンの下には、経営資源(お金)は集まって来るんです。
そうやって、無から新しい価値(富)が創造され、世の中が「発展」していくんです。
その経営の醍醐味(本質)をわかっている政治家が、今の日本には、一人もいないんですよ。これが、最大の問題なんです。

だから、ビジョンなき政治家(鳩山さん)に「財源」を与えたところで、お金は全部、無駄死にしていくだけです。

その証拠に、今日のメイン・テーマではないので、深入りはしませんが、あの「公立高校無償化」って、何ですかアレ、一体?
これだけ国民(顧客)の支持を失っている(塾に行かないといけない、イジメを我慢しなければいけないetc.)というのは、
事業としてみたら、完全な「倒産部門」です。(注3)

そこに、よりによって、補助金を投入しようというのですか?
早急に民営化(売却)して、立て直し(まともな教育サービスの提供が出来るように)してもらうか、
或いは、社会経験豊富で、知識も情熱もある社会人出身の教職志望者と切磋琢磨させて、
デキの悪い日教組系の教員は、どんどんリストラしないといけないところまで、追い込まれているんとちゃいますか?(済みません、幸之助さん風になって!)

要するに、リニアモーターカーには、「夢の未来」を拓く力がある、ということを言いたいのです。

ですから、私のビジョンは、
「2020年には、国がイニシアチブを取って、東京・広島・長崎の力を結集して、日本は、オリンピック開催に再チャレンジする。
そして、その年までに、東京‐名古屋‐大阪‐広島‐福岡‐長崎を結ぶリニアモーターカーを開通させる」というものです。
JR西日本、JR九州にも、政府保証債を発行させればいいんですよ。(これの営業も請け負ってもいいですよ。
もっとも、そろそろ手数料を頂かないといけないですが(笑)。)
これだけ人口密度の高い国の、しかも日本という超先進国の、交通革命型の投資債券なんて、
トリプルAに決まっているじゃないですか!(そんなことも、わからないのかなぁ。)
朝日の記事によると、JR東海は、リニア開通によって、利用客が1.5倍になると見込んでいるそうですが、
私は、軽く3倍は超すと見ています。
1964年に東海道新幹線が開通して、それまでの特急「こだま」6時間から、「2分の1」の3時間に縮まって、
その数年後には、日本のGDPは2倍になりました。

「高度成長期だったから、利用客が増えたのだ」
という言い方をする人もいますが、違います。先ほど幸之助翁がおっゃったように、
「新幹線が日本のGDPを押し上げた面も、強かった」のですね。

いずれにせよ、国土交通省及び大臣には、課題が多いです。

幸之助翁は、前原国交大臣に対して、
「今の彼らは、“松下政経塾”というのを、有名進学校みたいなつもりで、経歴にしか使っておらんからなぁ」
と苦言を呈しておられましたが(注4)、それでも、JAL(日本航空)の新CEO(最高経営責任者)には、
幸之助翁のインスピレーションがあったのか???(注5)、稲盛和夫氏を指名されましたね。(稲盛氏は、若い頃、幸之助翁の薫陶を受けて、御縁がありますものね。)

あとは、ですから、稲盛新会長におかれましては、大変申し訳ないのですが、
「週三日勤務」などという、呑気なことは言っておられないで(「経営は命懸け!」)、
全身全霊でコトに当たって下さるよう、是非、御進言下さい。
(「JALの再建が出来るくらいだったら、日本の首相もつとまるよ」(注6)という御言葉があるくらい、大変な仕事ですから。)

あとは、その書籍の中にあるとおり、国交省が余計な口出しをしないように、部下をよく指導して頂いた上で、
「そこに盛られた“幸之助翁のアドバイス”を、よく参考にして下さい」と、お伝え下さいませ。
以上、幸之助霊からの御伝言です。(結構マジですよ、怖いですよ(笑)。)
(ここに登場する“質問者E”というのは、私のことなんで、行きがかり上、私も責任があって、逃れられないんです。
日本の航空宇宙産業を育てないといけないんでね。
ナショナル・フラッグ・キャリア(日の丸航空会社)を潰すわけにはいかないんですよ。)
まずは、提携先をデルタ航空に変更しないで、アメリカン航空との関係を維持したのは、賢明な滑り出しだったと思います。

以上、この「交通革命」型の発想が、昨年来の「幸福実現党」の主張です。
是非、リニアモーターカーを実現させましょう!
(2010.3.4)


(注1)『松下幸之助、日本を叱る』(大川隆法/幸福の科学出版)P166
(注2)同 P170
(注3)同 P71
(注4)同 P25,P31
(注5)同 P140
(注6)同 P144


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