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続く反日デモ 武漢、重慶でも呼びかけ…不満鬱積の農民らに大義名分

2010年10月19日 | 中国問題
2010/10/19産経新聞

 【上海=河崎真澄】香港からの報道によると、中国湖北省の武漢市中心部で18日、日本製品ボイコットを叫ぶ反日デモが起きた。学生とみられるデモ参加者のインターネット上の発言によれば、当初100人ほどだったデモ隊に住民らが合流して膨れあがったが、警官隊は阻止しなかったという。尖閣諸島をめぐって16日に再燃した反日デモは3日連続。重慶市でも26日のデモ実施が呼びかけられており、反日デモに歯止めがかからなくなっている。

 一方、反日デモが再燃した四川省や河南省などでは今月に入って、賃金や立ち退き補償金の未払いに抗議する農民らと警官隊の衝突が相次ぎ発生、死傷者も出ていたことが分かった。

 中国中央人民ラジオ(電子版)などによると、17日に反日デモが起きた綿陽に近い四川省の都江堰では11日、出稼ぎ農民ら数千人が住宅開発業者に未払い賃金を払うよう抗議のため集まったところ、解散させようとした警官隊と衝突、農民1人が死亡した。

 16日に反日デモがあった河南省鄭州では11日、数十人の出稼ぎ農民が開いた賃金未払いへの抗議集会が警察隊に解散させられた。

 中国では内陸部を中心に、強引な不動産開発やインフラ建設をめぐり地方政府と住民との摩擦が絶えず、出稼ぎ農民や住民らの不満が社会不安を引き起こし始めている。不満を鬱積(うっせき)させている農民らが反日を“大義名分”にデモに参加し、その一部が暴徒化した可能性もあり、事態は一段と複雑化している。

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