幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

民主党の「政治ショー」に振り回されてはならない

2011年03月15日 | 民主党政権
今回の地震は天災ですが、原発事故は人災の面が否めないのではないかという気がします。
地震発生翌日、菅総理は早々と原子力発電所を視察しました。
「えっ、こんなに早く行くのか!?」と、びっくりしました。

総理が、被災直後で大混乱している福島第1原発を1時間近くも視察したことは、
現場の作業を遅らせる一因になったとの指摘もあります。

菅総理は、12日の朝になって突然、福島原発視察を自分から言い出したらしく、
約1時間も現場責任者たちを振り回しました。
ちょうどその頃、原発は深刻な状態を迎えていたわけで、
総理の「政治主導パフォーマンス」が、
原発職員が初動体制の遅れの誘因になったのではないかと言われています。
さすがに2回目の視察は、周囲が止めたそうです。

読売新聞は、菅首相の「政治主導へのこだわり」が
国民の情報公開を遅らせ、混乱に拍車を掛けたと指摘しています。


菅政権の政治主導演出へのこだわり、混乱を増幅
読売新聞 2011/03/15

首相官邸の危機対応のほころびは、地震から一夜明けた12日午後、福島第一原子力発電所1号機で起きた水素爆発であらわになった。放射能漏れの可能性があり国民への一刻も早い周知が求められたにもかかわらず、菅首相は東京電力の技術者を官邸に呼びつけると、どなりちらしたという。

 「これから記者会見なのに、これじゃあ説明出来ないじゃないか!」

 テレビは、骨組みだけになった1号機の建屋から煙が勢いよく噴き出す生々しい光景を映し出していた。爆発が起きたことは明らかだった。だが、東電の説明に納得がいかない首相は、爆発直後の午後4時に設定していた記者会見の延期を宣言。自らの言葉での説明にこだわる首相への遠慮からか、午後5時45分から記者会見した枝野官房長官は「何らかの爆発的事象があった」と述べるだけで詳しい説明は避け、「首相ご自身が専門家の話を聞きながら(対応を)やっている」と語った。

 結局、首相が記者団の前に姿を現したのは、爆発から約5時間がたった午後8時半。「20キロ・メートル圏の皆さんに退避をお願いする」と述べたが、こうした指示はすでに首相官邸ホームページなどで公表済みだった。「首相が東電の技術者をことあるごとに官邸に呼びつけてどなるので、現場対応の邪魔になっている」。政府関係者は嘆いた。首相は避難所視察も希望したが、「迷惑をかける。時期尚早だ」と枝野長官が止めた。


また、今回の計画停電についても、当初は午後6時半から東電社長が記者会見で発表予定であったところ、菅首相が「まず首相が国民に直接呼びかけたい」と言いだし、東電会見は延期。
首相に続き、枝野長官、海江田経済産業相、蓮舫節電啓発相が次々と登壇し、国民に節電を訴える「政治ショー」が延々と続き、やっと東電が計画停電の発表を行えたのは、そのあとの8時20分にずれこみました。

このような事態に至っても、まだ自らの体面や立場にこだわり、
自分をいかに有能なリーダーとして演出するか、ということを優先させようとしています。
菅総理の「パフォーマンス」は、今に始まったことではありません。
カイワレをテレビの前でほおばって見せたり、
スキャンダルで失脚したときは、わざとお遍路さんの格好をしてみせたりしていました。

このような国難到来に、菅総理のような無能なリーダーを抱いていたというのは、
日本にとって不幸なことです。
現場を混乱させ、事態を一層深刻化させています。


(続く)


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