幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

異常気象 干魃、洪水、噴火、熱波、寒波… 各地で頻発、地球の叫び声が聞こえる

2011年07月03日 | 災害・事故
2011/07/03 産経新聞

 この地球はいったいどうなってしまったのだろうか。近年、世界中で指摘されるようになった異常気象による自然災害が、今年も各地で頻発している。干魃(かんばつ)による山火事、集中豪雨による大洪水、火山の噴火、熱波、寒波…。海外通信社からは連日のように、猛威をふるう災害の現場やその爪痕をとらえた世界各国の写真が送信されてくる。

 中国の長江(揚子江)中下流域では5月、記録的な干魃に襲われ、世界自然保護基金(WWF)が実施していた湖の水質改善などのプロジェクトに大きな被害が出た。「降雨不足が原因だ。湖水が大幅に減少し、湖の水質や周辺の湿地、渡り鳥の生存に影響を与えている」と、中国環境保護省の高官も警鐘を鳴らした。

 ところが6月に入ると一転、長江流域では豪雨による水害が各地で伝えられるようになった。新華社電によると、洪水や土砂崩れなどによる死者は6月20日現在で計175人、行方不明者は計86人に増えた。被災者は約3600万人に達した。

米は南北で天災

 米国に目を向けよう。南部では干魃、北部では洪水による被害が広がっている。気象学者らが6月23日発表した共同報告によると、6月18日までには最悪の干魃状況にある地域の面積はテキサス州全体の70%以上に達した。

 ロイター通信によると、テキサス州の気候学者、ドン・コンリー氏は「テキサスの気温は異常に高く、風も強い。ひどい状況だ」と指摘した。アリゾナ、ルイジアナ、オクラホマの各州でも干魃状況にある地域が拡大。山火事の発生も数千件にも上るという。

 一方で、米国の北部では豪雨と洪水が発生。モンタナ州からミズーリ州にかけて河川の水位が増し、ノースダコタ州では数千人が避難する事態となった。

 昨夏も北半球は猛暑や豪雨、南半球は寒波に襲われた。世界各地で毎年のように報告される異常気象。地球の叫びのように聞こえてならない。(EX編集部/撮影:AP、ロイター/SANKEI EX PRESS)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。