学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

仮説をたてるということ

2009-02-24 06:21:09 | 仕事
ある作家なり、作品についての文章を書く場合、「仮説」の柱を立てて、地盤を「根拠」で固めていく。すると「仮説」が「事実」らしくなる。それが作家や作品の新しい姿になってゆく。

そう書くと、いかにも簡単なように見えるけれども、「仮説」を立てるには相応の度胸と自信がなくてはなりません。気の弱い私は「仮説」を立て「根拠」で固めていても、他人からおかしいと指摘されると言葉に詰まることが多く、まだまだ自信が足りない、と何度も思います。(結局は根拠が弱いのが反省点なのです)

今は論文を3つ抱えており、少しずつ進めているところです。この量は、気の遠くなるような話ではあるのですが、学芸員にとって論文は大切な仕事の1つ。しっかり、頑張らなくては!そう決意を新たにして、週初め、今日からまた仕事に取り組みます。
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