学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

浮世絵雑感

2008-09-24 20:08:30 | 仕事
心身ともに回復しつつあり、ようやく仕事に一息つける感じです(これからまた忙しくなるのですけれど…)。

近頃、浮世絵に関する本をいくつか読んでいます。浮世絵といえば…実は学生時代の私は浮世絵がどうも苦手でした。名所絵は好きでしたが、美人画や役者絵はどうも生理的に受け付けず、浮世絵師の鈴木春信や喜多川歌麿らは私にとってあまり興味を引くものではありませんでした。逆に好きだったのは歌川国芳、歌川広重。ダイナミックで、ユーモアにあふれた国芳、大胆な構図で数々の名所絵を制作した広重です。

そんな私ではありますが、浮世絵が苦手…と敬遠するのはいかがなものかと、苦手なら苦手な理由を探してみようと本を読んでるわけです。動機が単純ですね…。幸いにして、ちょうど浮世絵の展覧会が各地で行われているようです。江戸東京博物館の「ボストン美術館 浮世絵名品展」、同じく東京都の太田記念美術館「浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展」、栃木県の足利市立美術館「四大浮世絵師展」。どれもちょっと遠いのですが、できればこの機会に行ってみたいですね。
コメント
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