学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』を読む

2008-07-23 20:08:13 | 読書感想
夕方に俄か雨が降りて、いささか涼しくなった由。団扇をせずとも、今は快適なり。

昨夜『枕草子』を音読する試みをブログで紹介しましたが、その後『源氏物語』の代わりに書店で購入した『嵐が丘』を読み出したら止まらなくなり、結局寝たのは午前2時過ぎ。おかげで今朝は眠くてしょうがありませんでした。眠気も吹き飛ぶほど引き込まれたのは横溝正史『夜歩く』以来、久しぶりな体験です。

物語は19世紀初頭のイギリス。アーンショー、リントン家に仕えた家政婦が「嵐が丘」を訪れたロックウッドにたんたんと話をするというもの。あらすじを書き出すと止まらなくなりますのでやめておきますが、とにかく物語にぐっと引き寄せられて、止まらなくなってしまいました。すさまじい復讐劇でありながら、どこか滑稽でもあり、悲しくもあり…。登場人物たちに自分を置き換えて読むと、もっと人間の深い内面がわかってくるのかもしれません。

詳しくはブックマークにある私のホームページでのちほど感想を書きたいと思いますので、よろしければ後日ご覧になってみてください。
コメント
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