細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●「フォーガットン」は結局、何だったのかな。

2005年05月09日 | Weblog
●5月9日(月)13-00 銀座 M-064 「フォーガットン」The Forgotten (2004) 米
監督・ジョセフ・ルーベン 主演・ジュリアン・ムーア ★★★
ジュリアン・ムーアは14ヶ月も前に航空事故でひとり息子を失い、まだ精神的に立ち直れずにいる。
精神科医師のゲイリー・シニーズは、息子の存在はもともと妄想で、事故もなかったといい、息子の遺品やビデオも写真もある日消えてしまう。最近よくニュースで報じられるパニック症候群のサスペンスかと思わせる演出は前半は好調だ。
しかし後半は、その妄想を消そうとする秘密組織が出て来て、事故を隠蔽するミステリーかと思わせるが、警察が介入してから突然異次元の世界の脅威がジュリアンに迫る。
結局はスクランブル・スリラーとでも言うのか。スティーブン・キングの「ドリーム・キャッチャー」のような何でもありのハリウッド・マッド・スリラーと化してしまった。
「コンスタンティン」はコミックだと思えば判らんでもないが、この作品は冗談がきつい。
アイデアはいいが、これでは理解しきれない。まいった、まいった。 

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