河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

試作

2015年09月09日 | ZIZY STARDUST
建物や工業製品は直線で表現できる物が多いので、3DCGで作成するのは比較的容易なのだが、
人物や動物はデフォルメする事も含め作成が非常に難しい。
結局、背景だけCGにして登場人物は手描きにするしかないか。

しかし、検索してみると、CGのパーツなどは、無料でほとんどの物があり、
どれも、ものすごく絵の完成度が高い。
コピーペーストでどんなシーンでもできてしまう。
写真素材などもあらゆる種類が無料でそろってしまう。
つまり、コピーペーストで、ある程度の品質のものはできてしまう。
少なくとも下手な人間が時間をかけて作るよりずっと品質は良い。
ゼロから作る必要も無い気がしてきた。

オリジナリティは無くなるが、そもそも、見る側にとってみれば、
オリジナリティが、そんなに必要かとも思える。

話題のデザイナーさんの手法は案外、今の時代では普通というか、
正しいやり方なのかもしれない。

たとえば、昔のインド旅行の手記などを今読むと、
なんで、そこまで苦労して行く必要があったのかと思ってしまうし、
インターネットで安くてきれいなホテルを予約して、
LCCを乗り継いで行けば、安くて速くて安全に済むし、
インドを見ることには違い無いし、
そもそも、インドがなんぼのもんや、みたいなところもあるし。

デッサンの練習をしたり、カラス口で線を引いたり、
オリジナルデザインを考え出すより、
既存のものを組み合わせて、そこそこ見てくれの良いものを作るほうが、
今の時代には合っていて、見る側もその程度で良いと感じているのかもしれん。
デザインがなんぼのもんや、ということかもしれん。
音楽でも同様の流れになっているようだし。

話題のデザイナーさんは、デザイナーやアートディレクターという名の従来の職種ではなく、
もっと、今の時代に適応した、新しい種類の職種なのかもしれない。