河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

夢からさめた時、目の前に誰がいるのだろう

2011年07月17日 | 音楽ビデオ作成計画
「二郎、だいじょうぶ?、ずいぶんうなされてたみたいね、
汗びっしょりじゃないの」

「かあさん、僕はたいへんな夢を見てたんだ
地震が何度もあって、大きな波が来て
この国の原子力発電所が爆発して
人々が大変な目にあってたんだよ」

「なに馬鹿なこと言ってるの
この国は原子爆弾で5年前に戦争に負けたんですよ
原子力発電所なんて永久に有り得ないわよ」

「そして、みんな働かなくなって
お金の移動だけで儲けてるみたいだった」

「また馬鹿なこと言ってるわね
この国の人々はお米や野菜を作って魚を獲って
みんなが生活してるんですよ
あなたも毎日空腹だから
ご飯をいっぱい食べたいでしょ
お金の移動で生活できるはずないじゃないの
お金は物を買う時に使うものですよ」

「冷房の効いたビルの中で仕事をしていて
電気が足らないって大騒ぎだった」

「あなたは夢の見すぎなんですよ
うちだって今月、電気冷蔵庫を買うし
お隣なんてもうテレビを買ったそうよ
扇風機を10台回したって、電気はたくさん余ってるわよ」

「そうか電気冷蔵庫がくるんだね
カルピスに四角い氷を入れて飲めるんだね」

「今日は午前中は登校日なんでしょ
帰りは市民プールで泳いでくれば、きっと変な夢も見なくなるわよ
いつだって未来は今より良くなるものって決まってるのよ」

「そうだよね、未来は夢のような世界のはずだよね」