本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

キリン・ザ・ゴールドはビールを変えるかもしんない!

2007-03-22 23:35:29 |  sake

きょうのゴゴイチ、1時台のゲストはキリンビール岡山工場長の竹内敏彦さんでした。ビール工場の工場長なんていうと、こっちは勝手に恰幅のいいエネルギッシュ系を想像しておったのですが、ご本人は眼鏡がお似合いの二枚目ジェントルマンでした。そりゃそうだよな、天下のキリンの基幹工場(東の横浜、西の岡山と言われるらしい)のトップなんですから、町工場のオヤジとは違います(町工場のオヤジさんすみません。取り消します)。さて今回なぜ竹内工場長がゲストなのかというと、キリンが創業100年の節目に満を持して発売した「キリン・ザ・ゴールド」のPRなのでした。


番組でも話しましたが、このビールはすごいよ~。もちろんアサヒもサッポロもサントリーもオリオンも、それぞれ特徴があって甲乙つけがたいものがありますが、あえて一番好きなビールと問われれば、府中町の「ソレイユ」にあるキリン直営の「キッチン1938」で味わえる「復刻ラガー明治」と迷わず答えておりました(「復刻ラガー」自体は100周年記念でカン入りを売ってるみたいですな。どこででも買えて、なんか嬉しいような、広島人の特権が奪われちまったようなフクザツな気持ち)。なんたって新鮮な苦味と香りが最高!なのです。ですがこの「ザ・ゴールド」はオイラ的トップの座を「復刻明治」から奪い取るような衝撃のウマさでありました。がつん!ではなく下のほうからじわじわ~っと盛り上がるような奥行きのある苦味とコクが広がり、のど越しを楽しんだあとの最後はなんともいえない香ばしさとかすかな甘みで終わる・・・。よくぞこんなビールを造られたと、オイラは惜しみなくスタンディングオベーションを送りましょう。「一番しぼり」ではどうにも苦味と奥行きが足りない。さりとてラガーよりマイルド感がほしい、というオイラが待っていた味なのです。ついでに言えば、はやりのプレミアムではなくレギュラークラスのビール。つまりプレミアムの味がフツーのビールのお値段で楽しめるというわけです。ビール復権なるか、これに他社が刺激されて、酒飲みにとってまことに嬉しい動きが起こってくれることを切に望みます。


料理を選ばない「ザ・ゴールド」ではありますが、おすすめの一品。


 


本日番組でご紹介した「高野豆腐の豚肉巻き」。黒胡椒がピリッと効いた豚と高野豆腐の甘さが絶妙のマッチングでまいっちんぐ。レシピはこちら!