2009年が皆様にとって明るく楽しく健やかな一年でありますようお祈りいたします。
本名正憲
さあ大晦日。フツー大掃除だの買出しだのというのが亭主の役割なんでしょうがやっぱり走り納めはきちんとしとかなきゃ(あれ、こないだの江田島・倉橋島がそうじゃなかったっけ、まいいや)いけませんので午前中西のほうに出かけてきました。ちょっと冷えたけど天気がよかったっすねえ。軽いっ、速いっ、(でもちょっと高い)チューブラー最高っ!
大野浦の近くにある「小田島公園」。埋立地に造成された公園で、大変遊具も充実していましてピクニック気分が楽しめます。それとなんたって景色がいい。バックに見えるのが大野瀬戸と宮島です。ここを折り返して帰ってまいりました。以上をもちまして08年のサイクリングはすべてお開き。来年はさらに新しいルートを開拓したいですね。とりあえず山口県の室積半島周回なんぞ計画中です。
「ナントカ納め」じゃぁ、ゆうてそれを理由に飲んだり食べたりもさすがに今年最後でしょう、近くに住む元宮島水族館職員の「もしもしかめさん」こと奥山さんと近くの居酒屋で一杯やろうということになりまして。で、そのうちに「CM制作部」で出演してくださった「陽だまり工房」代表で「海鮮市場おざき」店主の尾崎諭利さんになぜか電話する流れとなって、あろうことか軽トラ乗って尾崎さんも合流(もちろんウーロン茶です)。なんだかわかんないけどオヤジトリプルファイター状態で結構盛り上がってしまいました。
奥山さんと尾崎さん。こんどまた飲み会しましょう。
これで08年も飲み納め。いやあ今年はよーけ飲んだ飲んだ。あ、今年も、ね・・。
最初のツーリングでパンクしたニュータイヤ、いくら1本1890円(ハンズ価格)の安物とは言えこれで廃棄じゃあ勿体無い。というわけで早速修理することにしました。必要な道具は自転車店ですべて揃いま・・・せん。穴をふさぐパッチとゴムのり以外は手芸店のほうが品揃えがよいでしょう。とりあえず近所のダイソーで、補修用の針と太い糸、指貫などを買ってきてさっそく作業開始。
これがチューブラー補修キット
まずタイヤをベリベリと引っぺがし(これで1回およそ500円の接着テープがパー)、裏側の布テープを外し、現れたタイヤのミシン目を切り開く、するとようやく黒いチューブが見えてきます。そいつを引っ張り出して、開いた穴をパッチでふさぎ、戻す。切った縫い目を針と糸で縫い合わせ、外した布テープを接着しなおして修理完了(ネットで「チューブラー パンク 修理」と検索をかけると僕より面倒くさがりでないローディーさんたちが画像をアップしていますので詳しくはそちらを・・・)。まあ修理というよりこれは手術ですね。盲腸のオペってこんなんかな、と思ったりしました。タイヘンだったのが一度切開したミシン目を縫い直すところ。タイヤの外側(ケーシングといいます)はとても頑丈にできているためなかなか針が通らず、ラジオペンチで針を掴んで引っ張り出しました。途中で糸が切れたりして所要時間およそ1時間。まあ最初としては上出来でしょう。ともあれこれでタイヤは見事復活。環境にも貢献できましたぜ。
チューブラーのメンテナンスは、貼り換えに伴うテープ代やら(テープじゃなくて接着剤を使うともっと安いが手間暇が猛烈にかかる)補修の手間やらで結構大変です。かつてロードバイクは大抵チューブラーを履いていて、ゆえに一般ユーザーには敷居が高い存在だったそうですが、ここ数年、メンテがラクなクリンチャー(要するに普通のタイヤ)の性能が格段にアップ、このことも今日本で起こっている空前のロードレーサーブームにつながっているようです。ですがチューブラーならではの軽さ(急な上りでもスーっと伸びるほど)と乗り心地のよさを味わってしまうともう戻れません。アナタも入信しません?チューブラー教。
さあ今年の走り納めです。加計へ二重焼きを食べに行くか、それとも島へ魚を食べに行くか・・・。協議の結果、久々に江田島方面へ出かけることにしました。宇品からフェリーで切串へ。そこからまずおなじみの『海辺の新鮮市場』へ。
新鮮な刺身と名物炊き込みご飯の食べ放題!残念ながら12時半の時点で「かき飯」は売り切れ。でも「ほたて」「ちぬ」「松茸」をがっつり賞味いたしました。いくらなんでも食べすぎじゃろ、と思いますでしょう?ところが家に帰り着く頃にはこれでも結構腹ペコになるんですよ~。
前回は江田島をぐるっと回るコースをとりましたが、今回はショートカットしてお隣の倉橋島へ足を伸ばそうという計画。
江田島と倉橋島を結ぶ「早瀬大橋」の上からの眺め。ずーっと快晴。ウインドブレーカーもイヤーウォーマーも不要というこの時期にしては暖かいコンディションでした。
倉橋島へ渡ってからは白砂青松で知られる桂浜へ向かい、さらにそこから海岸線をぐるっと音戸の瀬戸へ。このルートは結構アップダウンが激しくて曲者ですぜ。GIOSのホイールとタイヤを軽量なチューブレスにしておいて本当によかったと思いました。やっぱギア2枚くらい違う感覚ですね。
一番上の写真は音戸の渡しの船着場で撮ったもの。人と自転車でなんと90円!貴重な生活の足は日本で一番短い定期航路でもありました。
帰りは呉港からフェリーでのんびり。シメはマストアイテム、福住のフライケーキ。大満足のツーリングでした。
が、アクシデントも発生。
音戸の瀬戸ももう間近という地点で妙に走りがソフトになりまして、「あれ」と思いつつ走り続けてると今度は路面の凸凹がえらくゴツゴツ感じられ、後輪を見てみると平べったくなってます。そう、パンク。予備タイヤもテープも持ってたから、ストップして貼り換えてもよかったんですが、空気を継ぎ足しつつそのまま帰りました。一般的なタイヤ(クリンチャーとかワイヤードオン-WOとか言ったりします。チューブとカバーに分かれるタイプです)だとまずその場で修理しないととても走れないでしょうけど、チューブラーは構造上無理さえしなければ自走可能なことが結構あるようです。そのかわり修理は滅茶苦茶面倒くさく、たいていの場合は廃棄。エコに逆行しまくるタイヤでもあります。安物とは言えニュータイヤが80キロ走っただけでオシャカ、なんて悲しすぎる。くそっ、ゼッタイ修理して使ってやるっ。
ともあれ本日の走行距離、94キロ。