午後3時から国際会議場で「農林漁業ことはじめトークフェア~新しい人生にいま再チャレンジ」というシンポジウムがありました。僕は司会進行役とディスカッションのコーディネート役をおおせつかりまして、さっき帰ってきたとこです。
これは農林水産省後援のイベントでして、全国数ヶ所で開催されています。団塊世代や若い世代に、農林漁業の魅力をPRするというのが主たる目的。どれくらいのお客様が来られるか少し心配していたのですが(ちょっと堅苦しいイメージを持たれかねないので)、400人くらいは来てくださいましたでしょうか、ホッとしたのと同時にこの方面への関心の高さを感じさせました。
本日のメインは秋山豊寛さん。元TBSワシントン支局長から日本人初の宇宙飛行士としてロシアのソユーズで地上400キロの宇宙からレポートを送られたことはまだまだ記憶に新しいところです。秋山さんは地上に戻られてほどなくTBSを退社、福島県でシイタケ栽培を中心とした農業(ご本人は「農のある暮らし」とおっしゃってました)を営んでおられます。40分ほどの基調講演では、なぜ「農」へ転換したか、今はどんな暮らしをしているのかなどなかなか伺えないお話に、会場を埋めた皆さんはときおり頷きながら聞き入っておられました。
アトラクションの神楽につづいて後半はパネルディスカッション。山口県萩市で林業を営む上村(かみむら)忠さん、岡山県でピオーネ栽培に取り組む森田充司さん、広島県農協中央会会長の村上光雄さん、そして秋山さんといったメンバー。さあお話がうまく弾むかな、と緊張のうちにスタートしましたが、これがときおり大爆笑を誘う面白さでして、予定時間をかなりオーバーしてしまったのですが、皆さん誰一人帰らずに最後まで楽しんでくださったようです。
詳しいお話は7月29日(土)午後4時からRCCラジオで1時間番組として放送されますので、ゼヒ聴いてください。自然を相手の暮らしっていいな、なんて思える内容になってますので。
出演者のみなさん。左から森田さん、上村さん、秋山さん、村上さん。秋山さんと村上さんは同じ1942年生まれ、ってことでまず場内の爆笑を誘ってました。ってか秋山さんが以上に若々しいんですよね、これで65歳とは・・・。サラリーマン時代白髪だらけだったのが田舎暮らしをはじめてどんどん黒く戻っていったんだそうです。森田さんは関西弁で、上村さんは飄々と笑わせて下さいました。こんなに楽しいディスカッションは初めてでしたね。皆さん本当にありがとうございました。またどこかでお会いしたいですね。
今日の記念に秋山さんにサインしてもらいました。宇宙飛行士時代に覚えたロシア語で・・・。
名著「ザ・ライトスタッフ」。本物の宇宙飛行士にサインをしてもらったわけです。オイラの一生の宝物!