山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

またあう日まで達者でな

2021年11月25日 | 日記とレシピ

 本日は、親族の事情で単身米沢へ。高速道路の整備が進んだので、移動が驚くほど簡単になっていた。県南の中心都市米沢。40㎞少々の距離なんだけど、道路事情が悪くて、以前は移動が1日がかりになってしまい、帰宅するとバタン、グダ~っとなってその日はお終いでした。それがですね、感動的にノンストレスだったんですよ。お昼前に出発して帰宅したのが午後4時前。余力たっぷりです。

「何かすることない?」

「海老フライにしようと思ってるんだけど・・・。」

どうやら、娘が主担当になる段取りになっているようだ。ここにまぜてもらうことにした。妻と娘と相談して、椀物と野菜フルーツは妻が、ご飯と海老フライの半分は娘が、私がフライの残り半分とタルタルソースを担当することにした。ということで、

   ≪ちょっとかわいい海老フライ定食≫

 連夜の海鮮料理になるんですけど、息子の好物がエビ料理なので外せません。何てったって、明日には帰ってしまうのですから。

 それでは始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・例によって冷凍の海老を、食塩3%のぬるま湯で解凍します

       これが

       20分弱ですっかり戻りました

 ・この間に、卵1個を茹でて、みじん切りにしたタマネギ(1/3ぐらい)をレンチン(500w90秒)

 ※タルタルソースの準備です。タマネギは水にさらすとベチャッとするので、今回は、加熱して辛みを抜いてみました

       これが冷めたら、更に水気を絞って使います

・ゆで卵もみじん切りにして、タマネギと合流。マヨネーズ50gに酢10gと、塩と砂糖各一つまみにコショウ少々を加えて混ぜておきます

    かなりよい仕上がりになりました(今後もレンチンがいいかも)

 さて、今回の海老フライですけど、少々遊んでみました(娘は普通バージョン。私は変化球)。「NACHIKO」さんのレシピを参考にさせていただきました。私の作り方を紹介します。

 ・解凍したエビを腹側から割いて背わたを抜きます

 ※かなり深く切り込むことになります

 ・背側からシッポに向かって巻いていき、つま楊枝で止めます

       こんな感じ

 ・塩コショウします

 ・卵と薄力粉に牛乳を加えてゆるめ、バッタ液を作ります

 ・エビを潜らせてパン粉をまぶします

       スタンバイ完了、食事時間まで待機します

 ・180℃くらいの油温で揚げて、泡立ちが落ち着いてきたら出来上がり

 息子に何もさせずに食べさせるのはよろしくないと思うので、フライに刺したつま楊枝抜きを頼みました。他に雑用いろいろ(こういうのが連帯感につながると思うんだな)。

     これが息子の仕事(なかなかかわいい海老フライでしょ)

    みんなで作った本日の夕食(妻の椀物が写ってないけど旨かった)

 妻が作ったのは、山形名物の芋煮汁で、息子も喜んで食べていました(写真に入らなくてゴメン)。

 次に帰ってくるのは、いつになるかな?今度は、1年半後なんてことにはならないだろうけどな。それまで、健康に過ごしておくれよ。

 それでは、達者でな。


今夜は寿司大会(後編)

2021年11月24日 | 日記とレシピ

 さて、今宵の寿司大会メインとなるのは『にぎり』なんです。ご飯を炊いている間に、寿司ネタを準備していました。

 まずは、ホタテから。

       これが、今回買ってきた状態

このままでは、身が厚すぎるし面積も狭すぎます。そこで、開きます。

       貝柱の白っぽいところを見つけます

 平滑筋というようです。ここだけ少々硬い。

 ・ここが蝶つがいになるように開いていきます

       こんな感じになります

 ※これだと寿司に乗せても安定します

 続いて、サーモン

  背が高い切り身なんだけど、もっと幅広くなるように斜めに切る

これも、寿司に乗せたときの姿を想定して切り分けていきます。

       準備OK。かなり脂がのってます

 以下、同じ考え方で、

       ヒラメです

 タコは、少々厄介。

       この皮と吸盤は美味しいんだけど・・・

       一緒に使うよりは、別の料理に使った方がいいと考えました

 ・皮と吸盤とを外して、身だけを削ぎ切りにしました

       こんな感じ

 ここに、エビを加えたところで、台所に全員集合。ここからトッピングの部となります。

 

    何してるのかな?・・寿司大会の光景です

 ・握り分けた酢飯(画像左)に、自分のお好みのネタを乗せていきます

 ※掌を酢水で湿らせると握りやすくなります

 右側が、それぞれの取り皿。

 これを交代で繰り返していったら、

       こんな風になりました

 似ているようだけど違います。ここが、それぞれの個性というか好みですね。それぞれが選んだ皿を前にして、

「いただきます!」

       足りないようなら、お好みで追加して下さい

 結構、楽しそうだと思いません?実際、すごく楽しいんですよ。

 コロナ禍の沈静に伴い、久しぶりに帰省した息子にとっても、家族との一体感を味わえる夕食になったんじゃないかな。そうだと嬉しいな。


今夜は寿司大会(前編)

2021年11月23日 | 日記とレシピ

 昨夜、息子が帰省した。コロナ禍でずっと自粛していたから、久しぶりになる。数えてみたら1年8ヶ月ぶりだ。

 近いようで遠い隣県での一人暮らし、ご苦労さん。ここは勿論、旨いものですよ。美味しい料理をともにして、再会を祝おうではないか。

 さて、何にする?

  ポクポクポクポク チ~ン

    ≪寿司大会≫

 ただ美味しいだけよりも、楽しい料理が閃いた。これは面白いぞ。

 日中、大会運営のボランティアに参加していたので、帰宅後に食材の買い出しに出掛ける。ヒラメ、ホタテ、マグロ、タコ、サーモン、エビ、カニカマ他。今回は、品数が多いほど楽しくなるはずなのだ。

 それでは、行ってみましょう。

 下ごしらえの部

 まずはお稲荷から

 ・油揚げ(5枚)を切り分けます

       我が家では四角く切ります

 ・ひととおり湯がいて油抜きをします

 ・水にさらして冷ましてから水を切ります

       こんな感じ

 ・酢飯を入れるスペースを確認しておきます

 ※殆どは袋状に割れているんだけど、たまに割れてないときもあるので

 ・洗った鍋に再び戻して水1カップと酒醤油みりん各大さじ2を加えて煮詰めていきます

 ※落とし蓋をして5分と、裏返して更に5分ぐらい(沸騰後弱火)

       全体に色が付いてきます

 ・煮詰まる前に消火。冷めるのを待ちます

 続いて焼き海苔の準備。

       縦2等分が2枚分

       縦8等分が1枚分

 使い道は後ほど。

 酢飯を準備します。

 ・寿司酢の準備。お米4合に対して、酢100mlと砂糖24gに食塩10gを混ぜて準備

       しっかりと溶かしておきます

 ・炊きあがったご飯に回しかけて、お米の粒を潰さないように混ぜます(「切るように」と言われてます)

 ・あら熱を飛ばして

 鉄火巻きから行ってみましょう!

 ・1/2に切った海苔の上下1㎝ほど隙間を空けて寿司飯を薄く盛ります

 ・その手前側にマグロの剥き身を乗せます

       これではご飯が多すぎだったみたい

 ・海苔の上側のスペースを目指して巻きます

 ・2~3㎝ぐらいの高さになるように切り分けます

 ※包丁の刃に米がまとわりつくので、1回ごとに濡れ布巾で刃を拭きます

 そんでもって細い方の海苔はカニカマ寿司をまとめるのに使いました(左下)。途中経過は省略。

       これで前半終了

 ああ、楽しかった。これにて、ベーシックお寿司の準備完了この3つ、すごく安上がりなんだけど、すごく美味しいです。ちなみに、今回の経費、油揚げ118円、カニカマ321円、マグロの剥き身429円。海苔は貰い物なので分かりません。

 ここまでの協力者は妻。ここでの主目的は、冷え込んだ夫婦の会話でした???

 後半戦は、全員参加になる予定。果たして、どのような結末になるのか。結果は、次回。

 

   To be continued!


やっと安心、冷凍ハナオクラ

2021年11月22日 | 日記とレシピ

 狩猟民族のマタギ家ではあるのだが、ここにきて農耕民族の知人友人達から冬野菜が届き始めている。季節の変動に著しく左右される山の収穫に比べると、皆さん丁寧に面倒を見ているようで、すごく立派な収穫物ばかりだ。感謝を込めて受け取り、いただくばかり。

 そんな中、ちょっと気になり始めたのが、真夏にいただいたハナオクラ。

       冷凍のパワー。いつまでも美しい

 「この間、戻そうとしたら、黒くなっちゃったのよ。」

妻が言う。

 なるほど、冷凍保存ならありがちな事態だ。どうしたらいいかな?そんなことを考えているところに山仲間のT氏が遊びに来た。

「採り過ぎたら冷凍でいいんだけどよ。サッと湯がいで塩かけでよ、その後の方が・・・。」

話を聞いていると、役に立ちそうな知恵がいっぱい詰まっている。そんな中で、

「普通に戻したら駄目よ。凍ったままで一気に茹でっと色も形も残るんださげ。」

なるほどなるほど。これは、やってみる価値がありそうだ。早速やってみましょう。

  ≪ハナオクラの三色サラダ≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・沸騰した酢水に冷凍したままのハナオクラを投入します

       これがスタート

 ・徐々に剥がれてくるハナオクラの花びらを別に用意しておいた酢水に移していきます

 ※一気に解凍という方法がいいのか、酢水がいいのか、両方が必要なのか分かりませんがうまくいきました

 ・大根200gとニンジン80gを千切りにして和え、食塩3つまみを加えて暫く待機

       塩和え前の様子です

 ・10分ほどでしんなりしてくるので、しっかりと絞って別のボールに移しました

       これでスタンバイOK

 ・ハナオクラの水気も絞って、可能な限り1枚ずつダイコンニンジンに合わせて混ぜていきました

 ・ロースハムを細めに短冊にして加えます

       出来上がりの直前です

       和えてみたら

 なんだか、いい感じですです。実は、ここに酢とか醤油みたいな調味料を加える予定だったんですが、味見したら、既に十分に美味しかったので中止。多分、ハナオクラの酢水と、根菜類に使った食塩にハムの味が加わったおかげでしょう。この場合、盛り付けてからお好みで調整するだけで十分ですね(何も足さなくてもOK)。

 それにしても、綺麗に仕上がりました。改めて、冷凍しておいて良かったと思います。

 んでもって、今回一番勉強になったのは、このタイプの食材の場合、一気に熱湯で解凍してしまうこと。

 T氏が言うには、

「そのまんまオリーブオイルどがで炒めても戻るのよ。」

とのこと。

 つまり、解凍の際は食材の酸化や劣化が急激に進むから、一気に加熱してしまうほどダメージが小さくて済むということだと思う。そう言えば・・・。春先採ってきた凍ったフキノトウが、帰宅するまでに解凍とともに劣化してしまったことが思い出された。ついでに、酢には、酸化による変色を停止させる働きがあるから、こちらも効果を高めているのだと思う。

 うん!いい勉強になった。これで、まだ冷凍庫に残っているハナオクラの利用もスムースに進みそうだ。そして、これは他の冷凍食材にも使える方法なのだと思う。

 T氏、ありがとうね。


みんな おきてよ(さんぽうた115)

2021年11月21日 | いきもの

  みんな おきてよ   そら こはる

 

ちょっとお

おやすみなさいって

まだ はやいわよ

 

さびしくなるじゃないの

みんな ねちゃったら

 

いやだよ

もっと あそんでよ

 

そうだ

おひさま わけてあげる

きたかぜ とめてあげる

 

どう?

ぽかぽかでしょ

 

だからさ

みんな おきてよ

 

もうすこしだけ

あそんでよ

 

       里にも、そこはかとなく冬の気配が

       今朝も冷えました

 でも、

       風が止んで、日が差してきました

       里山も微笑んでいるよう

       隠れていたトンボたちも出てきて、日光浴を始めます

 「ずっとこういう天気でもいいんだけどなあ。」

『こはる』ちゃんに聞いてみました。

「わたしも、こっちの方が好きなんだけど、お日様にも木枯らしさんにも都合があるんだって。」

というお返事でした。

「でもね、寂しいのは嫌いだから、時々遊びに来るね。」

だそうです。

 是非、また来てほしいものです。寒いこの季節、小春日和には、ホントに心が癒やされますから。