本音を言えば30匹ぐらいは釣れるんじゃないかなと高をくくっていたんですけど、釣れたアジは3匹+チビ。それと久しぶりにまぐれで釣れてきたクロダイが1匹。どうする?
どうするって、やるしかない。『やればできるは、魔法の合い言葉!』どこかの高校の校歌が頭に浮かんできた。そう、何とかなるはずだ。とにもかくにもやってみるしかないのだ。萎えた心を奮い立たせます。それでは、いってみましょう。
≪お魚料理≫
まずはアジから。小アジ3匹は塩焼きで決まりでしょう。
例によってゼイゴを削ぎ落としてワタを抜いたら、胸びれと尾びれを中心に化粧塩をします。
スタンバイOK
・両面焼きコンロで、余熱1分、強火1分、弱火6分焼きました
さあ次です。上手くいけば、本日の主役となるお魚君の登場です。
綺麗な顔をしていますね
クロダイも鯛の仲間。だったら、それにふさわしい料理をしてやらなければ。
ポクポクポクポク チ~ン
≪皮霜造り≫
なんだかんだ言っても新鮮な鯛なんだからお造りでしょう。そんでもって、小さいことと臭みがないか心配なことから決めました。
下ごしらえの部
・まず、包丁の刃でウロコを落とします
※鯛の鱗は硬くて密なので「ウロコ落とし」が欲しいところですが、包丁でも何とかなるっちゃなる
・ワタを抜いて頭を落としたら、三枚におろします
こんな感じ(今回は腹骨から削ぎ剥がすようにおろしてみました)
※アラ料理は諦めました(小さすぎ)
・血合い骨を丁寧に抜き取ります
調理の部
・身をキッチンペーパーで挟みます
ザルに乗せて待機中
・ペーパーを被せたまま、熱湯を回しかけます
※皮が反り返ってきたらOKだと思います
・用意しておいた冷水に移して、身を締めます
・水を切ったら、魚のサイズに合わせて切り分けます
今回はチビちゃんだったので削ぎ切り
出来たぜ。量はともかく、身がプリプリして旨そう!
そして最後に、
どうしましょう?
超チビアジ君が、1匹だけ残ってしまいました。君はですねえ・・・。はっはっは、困った。
ちょっと迷ったけど、こうなりました。
・三枚におろして皮を剥いて
・出汁のきいた酢で締めて
アジの酢締めが出来上がり
本日の夕食です
極めて好評でした。アジの塩焼きは、当然美味しいんだけど、超チビちゃんの酢締めも好評で、かなりいけそうなので、この次、沢山釣れたら、また作ってみます。
そして、極めつけがクロダイの皮霜造り。
わかる?この身と皮の美しさ
鯛の刺身の甘みとプリッとした食感が堪りません。そして、湯引きした皮が旨かった!磯魚の臭みが全くないし、小魚とは思えない脂ののりが加わる感じです。今回は、市販のワサビ醤油で戴いたけれど、いつの日か、山の神様から戴いたワサビでご馳走になりたいものです。
『やればできる』は、魔法の合い言葉。その通りですな。釣りから帰ったときは、結構落ち込んでしまってたんですけど、お陰様で完全復活です。
あらためて、海の神様と、色々便宜を図ってくれた地元の釣り師さんに感謝です(ついでに済美高校の校歌にも)。
ありがとうございました。