山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

やればできる!お魚料理

2021年11月06日 | 日記とレシピ

 本音を言えば30匹ぐらいは釣れるんじゃないかなと高をくくっていたんですけど、釣れたアジは3匹+チビ。それと久しぶりにまぐれで釣れてきたクロダイが1匹。どうする?

 どうするって、やるしかない。『やればできるは、魔法の合い言葉!』どこかの高校の校歌が頭に浮かんできた。そう、何とかなるはずだ。とにもかくにもやってみるしかないのだ。萎えた心を奮い立たせます。それでは、いってみましょう。

  ≪お魚料理≫

 まずはアジから。小アジ3匹は塩焼きで決まりでしょう。

 例によってゼイゴを削ぎ落としてワタを抜いたら、胸びれと尾びれを中心に化粧塩をします。

       スタンバイOK

 ・両面焼きコンロで、余熱1分、強火1分、弱火6分焼きました

 さあ次です。上手くいけば、本日の主役となるお魚君の登場です。

       綺麗な顔をしていますね

 クロダイも鯛の仲間。だったら、それにふさわしい料理をしてやらなければ。

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪皮霜造り≫

 なんだかんだ言っても新鮮な鯛なんだからお造りでしょう。そんでもって、小さいことと臭みがないか心配なことから決めました。

 下ごしらえの部

 ・まず、包丁の刃でウロコを落とします

 ※鯛の鱗は硬くて密なので「ウロコ落とし」が欲しいところですが、包丁でも何とかなるっちゃなる

 ・ワタを抜いて頭を落としたら、三枚におろします

       こんな感じ(今回は腹骨から削ぎ剥がすようにおろしてみました)

 ※アラ料理は諦めました(小さすぎ)

 ・血合い骨を丁寧に抜き取ります

 調理の部

 ・身をキッチンペーパーで挟みます

       ザルに乗せて待機中

 ・ペーパーを被せたまま、熱湯を回しかけます

 ※皮が反り返ってきたらOKだと思います

 ・用意しておいた冷水に移して、身を締めます

 ・水を切ったら、魚のサイズに合わせて切り分けます

       今回はチビちゃんだったので削ぎ切り

 出来たぜ。量はともかく、身がプリプリして旨そう!

 そして最後に、

       どうしましょう?

 超チビアジ君が、1匹だけ残ってしまいました。君はですねえ・・・。はっはっは、困った。

 ちょっと迷ったけど、こうなりました。

 ・三枚におろして皮を剥いて

 ・出汁のきいた酢で締めて

       アジの酢締めが出来上がり

       本日の夕食です

 極めて好評でした。アジの塩焼きは、当然美味しいんだけど、超チビちゃんの酢締めも好評で、かなりいけそうなので、この次、沢山釣れたら、また作ってみます。

 そして、極めつけがクロダイの皮霜造り。

       わかる?この身と皮の美しさ

 鯛の刺身の甘みとプリッとした食感が堪りません。そして、湯引きした皮が旨かった!磯魚の臭みが全くないし、小魚とは思えない脂ののりが加わる感じです。今回は、市販のワサビ醤油で戴いたけれど、いつの日か、山の神様から戴いたワサビでご馳走になりたいものです。

 『やればできる』は、魔法の合い言葉。その通りですな。釣りから帰ったときは、結構落ち込んでしまってたんですけど、お陰様で完全復活です。

 あらためて、海の神様と、色々便宜を図ってくれた地元の釣り師さんに感謝です(ついでに済美高校の校歌にも)。

 ありがとうございました。