山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

氷雨のお昼は点心で

2021年11月27日 | 日記とレシピ

 山形県地方の山岳部は一気に積雪。里にも氷雨が降りしきる。山遊びは暫くお預け(当然海も)。そう決まったからには、次の楽しみを見つけねばなるまい。当面、今日の昼から夜にかけての時間をどう充実させるかだ。

 いつもだと、採ってきたキノコの下ごしらえと料理で半日が過ぎ、空いた時間に超早起きした分と山遊びの疲れをとるための仮眠をとって1日が終わるのだが、今回はその時間がたっぷりと使える。

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪小籠包≫

 せっかく時間があるんだから、普段よりも手間のかかる料理を楽しむべきでしょう。そんでもって、朝は大根料理だったんで、今度は目先を変えて、中華系のあったまり料理でいってみることにしました。

 下ごしらえの部

 まずは、生地から。

 ・強力粉120gに1/5量の薄力粉を加えて、サラダ油と塩を少しだけ加えて混ぜます

       最終的に、この倍量必要だと分かりました

 ・水80mlを数回に分けて加えながら捏ねていきます

       生地の出来上がり

 ※濡らして絞ったクッキングシートをかけて涼しいところに暫く置いといて休ませます

 続いてゼラチンスープ

 ・お湯100mlで粉ゼラチン5gと香味出汁大さじ1を溶いてレンチン

       この香味出汁、結構いけます(本格的な味わい)

 ※こちらも涼しいところに置いて冷まします(寒いと、この辺は便利)。

 を作ります。

 ・タマネギ(1/2個)のみじん切りをレンジで加熱(600w90秒)

 ・これまた涼しい場所であら熱を落とします

 ・ひき肉250g(これが多かったかも)に調味料を加えます

 ※ショウガのすり下ろしゴマ油オイスターソース各小さじ1に醤油酒各大さじ1と、塩コショウ適量を加えて混ぜます

 ・固まったゼラチンスープをフォークで崩します

       こんな感じ

 

       ひき肉餡と合流

 ・混ぜていきます

       なんとなく混ざった感じなのでOK

 調理の部

 ・生地を切り分けて20等分にしました

 ・1個ずつ伸ばして

       その都度餡を包んでいきました(これは多すぎかも)

 ※ホントは掌の中で行います

       10個包んだら蒸し器にかけます

 ・強火で1分、蓋に隙間(割り箸を挟む)を空けて7分弱火で蒸します

 ※膨らむので、隙間を空けて並べます

       出来たぜ!

 家族を呼びます。

 まずは、ご賞味あれ。すると・・・、続く制作作業からは、協力者が続出しました。

 次の10個分を蒸し器にかけたところで、生地がなくなってしまいました。

       餃子の皮を使ってみましょう

       問題なく包むことが出来ました

 ※餃子の皮の場合、湿り気が少ないので普通と同じように皮の縁を濡らすこと

 結局、この餡の量で40個の小籠包が出来上がりました。

 いやあ、美味しかった!口に含んだ後にジュワッと湧きだしてくる美味しいスープが堪りません。これも、冬場に相応しいあったまり料理だと思いました。

 実は、健康のために減塩中のマタギは、基本的にラーメンなんかのスープは飲まないことにしているんです。『だけど』だか、『だから』だか分かりませんが、旨かった!!

 これは、あったまって美味しい冬向けのメニューに相応しい!しかも、海山で遊べないマタギにとっては、適度に難易度が高くて楽しい料理です。この料理は、また作るべきだと思いました。多分、家族にも異論はないでしょう。

 今回制作に協力してくれたみんなに、ありがとうね!