一昨日、久しぶりにトビタケに出逢うことができた。
そして、トビタケ料理を堪能させてもらった。
もしかしたら、この山域の気候が変わったために、もうトビタケに会うこともなくなるかもしれないと思っていただけに、この出逢いには喜びもひとしおだった。
心の底から満足させてもらった。
それなのに、身体の中から聲が聞こえてくる。
「もう一度、あの木に行かなくていいの?」
悪魔だか天使だかは分からないけれど、『欲タガリ』の心を十分に揺さぶる囁きだ。
『あの木』とは、先週、空振りに終わったブナの巨木たち。
A氏の話だと、先々週にはA氏も当たってみたが、キノコの発生はなかったとのこと。
いよいよ出なくなってしまったのか、誰かにとられてしまったのか、はたまた、これから出てくるのか。 迷うところだ。
ラッキーなことに明日は休み。
行ってみて、この目で確かめれば、答えも出るだろう。
A氏に電話を入れてみると、実は、氏も気になっていたとのこと。
同行が決定した。
ただ、目的地は、ほぼピンポイントなので、ダメだったら、近くのカラマツ林でハナビラタケ探しに切り替えることも決定。
そんでですね、夜明けの時刻に目的地に着いて、行動開始したのはいいんだけど、
でええええ!
なんじゃ!この美しき物体は!!
こっち側にも出ている!!!
嬉しい!!!!
先週訪れたときには、全く気配もなかった。
勿論、先々週のA氏の時もだ。
それが、一気にこうなるわけね。
一応、説明しておくと、『夏キノコ』の成長は、驚くほど速いです。
幼菌が顔を出し始めたら、悠長に構えていないで、翌日か翌々日に採集に向かうのが鉄則です。
ただですねえ、全く何もないところから、いつ発生し、成長するのかしないのかっていうのは、全然読めないんですよ。
二人で山分けにします
それにしても、ドンピシャでした。
ああ、森の木々が
微笑んでいる
ウバユリが花を終え
ノコンギク?が代わって咲き始めている
これだけで十分。
予備に考えていたハナビラタケ採りなんてしている余裕はありません(トビタケはどんどん変色していく)。
季節の入れ替わりをわき目に、史上最速の朝仕事を終えて帰路に就く。
勿論、二人とも大満足。
・・・あの囁き声は、山の神様だったのかなあ。
おかげで、素晴らしいひと時を過せました。
ありがとう!
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