hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ポーチュラカとニチニチソウ〜夏のプランターには是非

2021-08-11 05:00:00 | 日記
夏の植物と言えばアサガオとヒマワリが代表格ではあるが、玄関脇のプランターに植えて花をワンシーズン楽しむ場合によく植えられるのは日々草とポーチュラカである。いずれも夏の高温に強く、花が咲き続けてくれるのである。

ポーチュラカはハナスベリヒユの別名であり、花は2〜3cmほどで色は白、黄色、橙色、桃色、朱色、赤、薄紅色、中には紅色の花に白い模様が入ったものもある。

一見マツバボタンにも花はよくにている。高温と乾燥には強いが、寒さには弱い。原種のスベリヒユとは酷似していて葉の広さがスベリヒユの方が広く、花はスベリヒユは6ミリ程度と小さい。地表を覆うように歯を広げていくところはよく似ている。




(スベリヒユ)
蛇足ながらスベリヒユは食用とされる。私もあまり良くは知らなかったが、主に若い枝葉を茹でてお浸しにするが、アクが強いため、水にさらして調理する。山形県では『ひょう』といい、茹でて辛子醤油をつけて食べる山菜的な位置付けにある。

ニチニチソウ(日日草)は秋冬のプランターの王様がパンジーであるならば、夏はニチニチソウとなるくらい園芸店の店先には色々な種類が揃う。

アフリカ東部マダガスカル島原産でキョウチクトウ科に属するため、植物全体にアルカロイド系の毒があり、食用にはならない。店先に行って見てみると花の色は白、ピンク、赤、紫などがあり、同じ白色の花でも中心部だけは赤い種類もある。花の大きさも小さめのものから大きいのまであり、初夏から秋にかけて毎日花が次々と咲くため、その名前がつけられた。

とニチニチソウは最強のように思われるかもしれないが、敵はいる。数年前に私が3つのプランターで日日草を楽しんでいたら、原因不明で白色の勢いがなくなり、葉は黄色くなり、花は小さくなって半月でほぼ枯れた。すると次々と隣のプランターにも連鎖し、結果全て枯れたことがある。やむなく、新たな株を買ってきて植えたがこれも枯れる。

これは間違いなく立ち枯れ病、土の中のカビの一種が引き起こす厄介な病気で土が原因のため、枯れかけた株を抜くしかやりようがない。防止をするには新たな株をプランターに植える際には新たな土にするのが一番のようである。

水さえ忘れなければ咲き続けてくれるニチニチソウ、多少水を忘れてもしばらくは大丈夫なポーチュラカ、私のようなぐうたらな人間にはちょうど良い夏の花である。

ノーリザベーションズ〜人形町ランチグルメ

2021-08-10 05:00:00 | グルメ
人形町にno reservations(ノーリザベーション)というダイニングバーがある。普段からランチをやっているが、メニューはハワイアン、ハンバーガー、お好み焼きという珍しい取り合わせ。いずれも鉄板で料理するものであるが。

店の名前は直訳すると『予約なしで』ということになる。同名の映画(2007年アメリカ)は日本のタイトルが『幸せのレシピ』となっている。主演はキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、映画は知らなくてもラックスのCMに出ている美女といえばわかるだろう。一言で言うとハートフルロマンスなのだが、その店をイメージしているのかもしれない。

小粋なカウンターにテーブル席にはパイナップルの形の照明、マヒマヒやロコモコなどハワイらしい料理が並ぶ。しかし、今回は『広島風お好み焼き』(1000円)を注文した。

店はぽつぽつとお客さんがいて、昼近くなると3〜4人組が増えてくる。注文は女性はハワイ料理、男性はお好み焼きが多い。



まずはミニサラダ、スープが供される。スープは中身はよくわからないが、カニの味がしてかなり美味い。

待つこと7、8分、焼きたての広島焼が鉄板に乗って登場。見るからに熱そう、用心しながら少しずつ食べるがおたふくソースのような甘めのソースにマヨネーズがトッピングされている。崩してやや多めに口に入れるとキャベツともやしだろうか、これがかなり熱い。ブタのバラ肉、イカ天、焼きそばといった必須アイテムが入っている。

味はしっかりしているが、野菜が多いからか、意外にあっさり。ただ、鉄板に乗っているためか、最後までフーフーしながら頂いた。ボリュームもたっぷり、コーラやジンジャエールなどは200円である。



もちろんお好み焼きもいいが、次来た時にはハワイ料理や梅沢富美男さん大絶賛のパンケーキにも挑戦してみたい。なお、地下にはバーもある。




ノーリザベーションズ
中央区日本橋人形町1ー5ー12
0336631552

祝『hokutoの気まぐれ散歩』3000回

2021-08-09 05:00:00 | 日記
このブログも2021年8月9日で開設以来3000日となる。初めてブログを書いたのが2013年5月23日、2000日が2018年11月13日である。つまりここまでの時間は満8年2ヶ月余りとなる。ほぼ書き始めてから毎日更新を旨としているから話題を見つけて色々と書いてきた。

ブログは毎日更新しているが、よくそれだけネタがあるなあと人に言われるが、街を散歩するだけでもそれなりに話題はある。
調べてみるとやはりこのブログで一番人気があるのが、グルメ。それも居酒屋探訪が最も読まれているようだが、コロナが流行り出して以降は数も随分と減って、嵩増しと言われかねないランチの記事が増加している。

さらに以前から興味を持っていた都内の坂道巡り、橋や川巡り、最近始めた城址巡りもいいのだが、それであってもネタが尽き始めてきている。痛いのは旅行に行けないこと、ストレスは溜まる一方。

思い返すとブログ同様、サラリーマン人生も来年で40周年となる。この8年は大病も怪我もすることなく続けられ、また、多くの人たちに読んでいただき、大変感謝をしている。
ただ、この先、例えば5000回まで続けるとなるとあと5年半、つまり70近くまで続けることになる計算となるが、なかなか確約はできそうにない。

まあ、無理のない範囲で続けていくので引き続きご愛顧頂ければと思います。ところで今回の写メ、何かわかりましたか?
(3000回を記念して昨秋に訪れた京都・大原三千院でした。)

神々の国 島根県奥出雲町〜有楽町ランチグルメ

2021-08-08 05:00:00 | グルメ
有楽町で昼時となり、いつも通っていた『坂内』の前まで行くが店はない。喜多方ラーメンをこの辺りで食べる時はよく行った店だが、いつの間にか閉店していた。店が2層で半地下と中二階のみという面白い構造であったのに。

近くで別の店を探す。電気ビルの食堂街を目指し、入口横にある『神々の幸 島根県奥出雲町』という変わった名前の店を発見。それでは出雲そばでも食べるかと入店する。

調べると奥出雲町監修のもとで『炉端かば』という島根県安来市の会社が経営する店である。店内は古民家風、ランチの売りはやはり出雲そばである。

暑かったこともあり、穴子天ざる(950円)を注文。メニューを見ると名物神話焼きとは何だろうか。また日本酒のラインナップをみると『李白』『七冠馬』『月山』など島根県の銘酒が並ぶ。早く緊急事態宣言が明けないかなあなどと考える。

すると注文の品が運ばれてくる。蕎麦は出雲そばだけあって黒々としているが、香りが強くもなく、ボソボソしておらず、かえって喉越しがいい。

穴子天は4切れになっていて食べ方として、蕎麦つゆでもいいが、付いてくる茶色っぽい藻塩で食べても良い。

まずはこの塩に付けて一口、塩辛さがマイルドで穴子天の甘みが引き立つ。これは日本酒のつまみにピッタリである。

蕎麦を大盛にもしていないため、あっという間に完食。男性には量的にはやや少なめだが、その辺りは多少我慢。出雲の郷土料理というより、やや洗練された味付けではあるが、何しろ揚げたて穴子天は美味かった。もちろん、塩の味もあるが。ご馳走さまでした。

神々の幸 島根県奥出雲町
千代田区有楽町1ー7ー1電気ビルB1
05055911991

『なしくずし』と『失笑』

2021-08-07 05:00:00 | 日記
『改めて日本語を考える』その32。前回に引き続き、誤用している言葉を取り上げてみたい。最近、オリンピックの開催に関してよく使われる言葉に『なし崩し』がある。よく使うパターンは『コロナ禍の中、政治はオリンピック開催に関してその意義を国民に真摯に説明することなく、なし崩し的に進めようとしている』。この場合の『なし崩し』は『物事がその勢いのまま少しずつ進んでいく様を表したネガティブな表現』である。

しかし、元来『なし崩し』=『成し崩し』で①借金を少しずつ返済すること、②物事を少しずつ片付けること、③勢いのまま物事が進んで行く事、の3つの意味があるが、①②から③が転じたようである。

ただ、本来の『なし崩し』にはネガティブな意味はなく、英語にするならばstep by stepというポジティブな表現で、『うやむや』『曖昧』と使うのは誤用である。

同じように『失笑』は誤って使われることが多い。正しいのは『思わず笑い出してしまうこと、堪えきれずに笑うこと』と言う意味である。しかし、私は『笑いも出ないくらい呆れる』と言う意味で使っていた。

つまり『苦笑』『冷笑』に近い意味なのだが、これらの言葉には相手を見下す意味が含まれてしまう、しかし、失笑には本来そう言う意味はなく、自然と吹き出しそうになってしまうことなのである。四字熟語で言うならばが抱腹絶倒』が一番近い表現である。

人間、歳をとると昔覚えたことが必ず正しいと思いがちだが、生半可な理解をしている言葉は是非一度見直さないと恥をかく。日本語は難しい。




恵比寿駅前の公衆トイレに驚く

2021-08-06 05:00:00 | 日記
公衆トイレというと暗く、汚く、臭いイメージがつきまとうが、渋谷区のトイレは例外なのかもしれない。

恵比寿駅前の恵比寿像の隣にあるトイレの改修が始まって約2ヶ月。かなり大きな範囲を鋼矢板で囲んでいたのだが、全貌が見えたのが7月10日頃。



真っ白な隙間のある塀で周囲を囲まれた公衆トイレが現れた。試しに入ろうと近づくが入口は裏側にあり、一瞬分かりにくい。個室が全部で5室、うち1室が身障者トイレ、1室が親子トイレとなっていて男子用の並んで小用をする部分はない。また、トイレのサインも画期的である。使用中は外の赤いランプが付くシステムも素晴らしい。



調べてみると渋谷区の16ヶ所の公衆トイレを世界で活躍するクリエイターが参画して改築しているものでこの白亜のトイレは佐藤可士和氏によるものであった。

また、ガードを越えて2本目を左に行った渋谷区東3丁目のトイレもかなり独創的。このオレンジのトイレは田村奈緒氏の設計によるもの。入口が斜めになっていて中の様子が見えないようになっている。細長い土地をうまく利用している。



こちらはいつも整体に行く際に前を通っていたため、以前から知っていたが、このPJのデザイナーズトイレとは。

誰でも気持ちよく使えるトイレを備えることは文化水準の向上にもおもてなしの心にも資するもの、渋谷区だけでなく、他の自治体も真似て欲しいものだ。

東京煮干しラーメン 玉〜東京駅ランチグルメ

2021-08-05 05:00:00 | グルメ
緊急事態宣言が延長され、オリンピックが始まりと不安定な中で街を歩いていても平日の人の多さには驚かされる。1時からの外訪が東京駅近くだったので地下街にあるラーメンストリートで店を物色。『六厘舎』『ひるがお』などは混んでいても不思議ではないが、どの店もまたラーメン屋以外も列ができている。

今日はその中で『にぼしラーメン 玉』というコッテリ魚介系の店に入ることにした。店には申し訳ないが、列が最も短かったのも選択の一因。

この店はデフォルトの煮干し醤油ラーメンが850円。今回は写真のメンマとチャーシューが美味そうなのでチャーシュー麺(1100円)にメンマ増し(150円)の食券を券売機で購入。



店内を見回すとアクリル板で仕切られ、お客さんが入れ替わるたびに入念にアルコール消毒はしているが、人の数は多い。待っていると2人帰ったところで席が空き、着席する。

5〜6分でラーメン到着。丼はさほど大きくないが、チャーシューは大ぶりなものが6枚、ネギも比較的多い。また、別盛りメンマは量が思っていたより多い。

まずはスープ、とろりとしていて煮干しと鰹節の香りが強く、味は塩辛くはないが、濃い部類である。麺はストレートで普通の太さ、もっちりしていてコシもある。

肝心のチャーシューはトロトロで口の中に旨味が広がる。また、拍子木切りのメンマも甘めの味付けであり、別盛りは量もあるが、シャキッとしていてうまい。



もしビールを飲めたらメンマをツマミにジョッキ一杯は行ける。外の気温は32℃、汗をだらだら垂らしながらも完食致しました。私には味がやや濃すぎるので卵入りもありかな。ご馳走さまでした。



東京煮干しラーメン玉
東京駅一番街B1ラーメンストリート
0365512205

エキシビジョンマッチが凄い〜阪神ファンのたわごと

2021-08-04 05:00:00 | 阪神タイガース
当たり前かも知れないが、オリンピック期間中のスポーツはオリンピック以外殆ど報道されていない。TVニュースを見ていても大リーグの大谷選手がホームランを打った場合を除き、話題が上ることは滅多にない。

しかし、日本のプロ野球も忘れてもらっては困る。今回のオリンピック中断期間が長い(1964年東京オリンピックの場合は早く開幕して早く終了させたため、中断期間はなかった)ため、エキシビジョンマッチが7月27日〜8月10日に行われていて、我が阪神タイガースは12試合(対戦相手はロッテ、西武、オリックス、楽天と全てパリーグ)行われている。
阪神は6試合戦って5勝1敗とリーグ戦の好調を維持している。先発は藤浪、二保、伊藤将、小川、及川、秋山とペナントレースさながらの投手が先発している。

特筆すべきは佐藤輝、初戦のロッテ戦(甲子園)で2本、その後も5試合で4本、全体では6試合で6本、しかもHRを打った試合は全て勝ちゲームと調子は上る一方である。もちろん、ペナントレースに戻った頃には不調の波では困りものだが、頼もしいことは間違いない。
オリンピックの野球では青柳投手が中継ぎに馴染めず失点が多いが、梅野、岩崎と共に頑張って貰いたいものである。

1964年オリンピック記念切手の建物⑥

2021-08-03 05:00:00 | 切手
『切手シリーズ』その86。1964年オリンピック記念切手の図案となった建物のシリーズ最終回。6枚目、30円切手の図案は『日本武道館』である。

このブログを書くまでは日本武道館は戦前からある由緒正しき建物という意識でいた。しかし、調べてみると東京オリンピック(1964年)のために建設されたものである。
田安門を入った旧江戸城の一部であるこの地域は江戸時代初期には築土神社、その後徳川忠長などの邸を経て、御三卿の一つ田安家の屋敷となっていた。明治以降は近衛師団の兵営地であった。

戦後、柔道が東京オリンピックの正式競技になると党派を超えた国会議員柔道連盟が組織され、武道館の建設運動が起こり、1964年9月に落成を見た。私は知らなかったのだが、東京オリンピック開催の際に柔道競技に先立ち、10月15日には公開競技として日本武道館で武道(剣道、弓道、相撲)が行われたのである。

日本武道館の八角形になっているフォルムは法隆寺夢殿をモデルにしており、大屋根の稜線は富士山を表す。また、天頂に付けられているタマネギのようなものは擬宝珠である。

1964年のオリンピックでは柔道会場となったが、今回のオリンピックでも柔道、空手、パラリンピックでも柔道が行われる。ただ、現在では警備が厳しく、今回は遠くから眺めた写メを貼り付けた。

寅次郎食堂〜人形町ランチグルメ

2021-08-02 05:00:00 | グルメ
人形町のほぼ真ん中あたりに『三船』という居酒屋があった。店の中に入ると壁には三船敏郎の七人の侍の頃の姿が描かれていて黒澤明のファンである私にとっては楽しい店であった。



夜は居酒屋、昼はカツ丼を中心としたボリュームランチが売りの店であった。比較的広いため、緊急事態宣言下休業を余儀なくされていたが、業態転換をして魚中心のメニューに変わったのである。

店の名前は『寅次郎食堂』、福島県いわき市小名浜の脂の乗った身厚な干物『伴助』が楽しめるのが売りである。

店に入ると壁の絵は変わっていたが、ほぼ居抜きのまま、というのは運営会社は同じとのこと。しかし、ランチはカツ丼から干物と大きく変わった。私は『鯖みりん定食』(850円)をチョイス。

店に到着したのが11時45分、先客は1名のみ。しかし、団体、と言っても4人ていどだが、こうした人々が入れる店が少ないためだろうか。経営者は干物中心と考えているようだが、選ばれるメニューは『生姜焼き定食』『豚丼』のたった2つの肉メニューばかり。

そんなことを考えているうちに鯖みりん定食が到着。小鉢が3つ、『はまちの刺身のトロロ掛け』『卵焼き』『子芋の煮付け』これに漬物、山盛りご飯、味噌汁が加わる。確か、ご飯は大盛でなくていいと言ったはずなのだが。



いわき市小名浜の鯖みりんは脂が乗っていて美味い。焼きたての干物はご飯との相性が抜群である。小鉢は味付けが薄いものが多く、バランスもいい。さらにやや良く漬かった胡瓜やカブがまた美味い。和風定食をいただくならばお勧めの店である。因みに私が帰る頃には略満席、ご馳走さまでした。



バックミュージックには数十年ぶりに『ナオミの夢』がかかる。ヘドバとダビデ、今はどうしているんだろうなどと考えてしまった。



寅次郎食堂
中央区日本橋人形町2ー27ー1
0356950005