鉄道シリーズ その100。このシリーズも100回、ブログを書き始めたのが、2年前の5月だこらそろそろ680回を超えたあたりだが、その7分の1が鉄道の話だとは思わなかった。今回は時刻表90周年の話題。
2015年4月で時刻表が発行され始めて90周年となる。始めてJTB(当時、日本文化協会)が時刻表を発刊したのが1925年(大正14年)4月、実はそれ以前も時刻表はあったが、しっかりした国鉄監修のものはこれが嚆矢である。今回の発行で1071号、たいしたものである。
時刻表は当時時間表と言われ、最初は12時間制をとっており、ごごは太字で書かれていた。1932年(昭和7年)の85号からは表紙にモノクロ写真も登場。このころは日本の占領下にあった朝鮮・台湾・満洲の時刻も載っており、アジアから欧州までの時刻がかかれた国際列車の掲載もある。
戦後は1945年(昭和20年)9月の238号が最初、1952年頃からは電気機関車の表紙が続く。
1958年8月と10月の時刻表は持っているが、7月が中々手に入らない。(誕生月)というのはどうでもいい話。
1963年8月号は初めて、時刻表の表紙がカラー写真になったもの。そして1964年10月号は新幹線開業の時刻表で今もプレミアムがついているが、今月号表紙の右上にも載っている。
次によく覚えているのが1967年10月号ちょうど500号を迎え、今のB5サイズになった。表紙は世界初の電車寝台特急『月光』である。さらに1968年10月号、いわゆる白紙大改正があった月のもので黄色い表紙をよく覚えている。
さらに1975年3月号の589号からは表紙が一新されたが、実は新幹線が博多まで延伸した月のものである。
時代は飛んで2009年4月発行の999号は松本零士のイラスト、銀河鉄道999の書き下ろしである。この歴史のページが2ページついた今回の時刻表はお買い得である。
マニアにとっては垂涎の宝物だが、家族にとっては汚い古雑誌、だけどこの1冊でかなり楽しめる。因みに最新号は1183円(税込価格)である。
蛇足ながら、新しい時刻表で発見したのは、こと在来線に限ると富山県にはJRは城端線(高岡~城端 29.9km)、氷見線(高岡~氷見16.5km)、高山本線(富山~猪谷 36.6km)計83kmしかないことと、信越本線といいながら高崎~横川、直江津~宮内しか残されていないことは新たな発見であった。(登場する時刻表はマイコレクションで復刻版ではなく、実物ある。)