hokutoのきまぐれ散歩

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墓参り、そして三千院へ〜Goto関西旅行⑤

2020-11-19 05:00:00 | 旅行
夕陽が浦温泉を後にして京都市内に向かう。いつの間にか便利になっていて山陰近畿自動車道京丹後大宮ICから乗ると綾部JCTを経由し、さらに名神高速で京都東ICまで約2時間半、まずは今回の旅行のメインテーマ、黒谷にある親父の墓と母方の祖父母の墓参りをする。お寺でしばし歓談する。



墓の周辺は紅葉が盛りでまさに秋本番である。一番上の六角堂からは京都が一望できる。もう一つの墓にお参りして、円山公園で軽く昼食を取り、大原三千院に向かう。



三千院は7、8年ぶり、それほどの人出もなく、すぐに駐車場を探すが、値段はバラバラ。一番安い300円のところに停める。
そこからしばらく歩くことになるが、律川沿いの細い山道の両側には漬物などを売る店が並び、柚子の良い香りが漂う。

もう一つの川が呂川で声明の呂律から取った名前と言われる。いくつもの寺院はあるが、まずは三千院である。2時半こともあり、人影は少なくゆっくり寺の中を回るが、TVで紹介されていた玉座もしっかりと見る。



庭に降りて往生極楽院に阿弥陀三尊像(国宝)をお参りに行く。平安時代の何とも優しいお顔立ち、脇侍の勢至菩薩、観世音菩薩は今にも立ち上がりそうな大和座りでこちらを向いている。


すぐ目の前に像を見ることができる有り難さに浸る。また、往生極楽院は舟形天井という造りで宝物殿にその復元図があったが、美しさに驚かされる。



次に庭を歩く。苔の中にわらべ地蔵という小さな石像が配され、背景の紅葉とも相まって素晴らしい景色を作る。



あじさい苑を通り、公開中の金色不動堂にお参りする。金色の美しい不動尊像は秘仏で特別に拝観できた。他にも幾つもの像、建物があるが、できる限り丁寧に見て歩く。全て見て回ったのが15時40分、他の寺は一つしか難しそうなため、実光院・勝林院の前を通り、奥にある宝泉院にお邪魔する。



日は傾きかけているがかえって庭を照らし美しい。額縁の庭園と五葉の松が有名であるが松の正面で抹茶とお菓子をいただきながらゆったりとする。水琴窟の音も聞いたが、あまりにはっきりと聞こえるのにはびっくりする。



ただ、あまり長居も出来ず4時過ぎには引き上げ、駐車場に戻りホテルに急いだ。秋の日はつるべ落とし、気がつけば真っ暗になっていた。(以下、次回)


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