hokutoのきまぐれ散歩

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都営三田線スタンプラリー⑤

2024-09-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その250。都営三田線スタンプラリー⑤。新板橋駅から『板橋』が入っている駅が3駅続く。板橋区役所駅は降り、地上に上がると板橋区役所庁舎となる。

駅前に区役所がある例は品川区役所(JR蒲田駅)、文京区役所(都営地下鉄三田線春日駅)など他にもあるが、駅名に付いているのは当駅と荒川区役所(都電荒川線)のみである。

駅のスタンプのデザインは板橋の地名の由来となった旧中山道仲宿付近、石神井川にかかる橋である。鎌倉時代にはもうあったとも言われる由緒ある橋、江戸時代には長さ16.2m、幅5.4mあったと言われている。


今の橋は1972年に石神井川改修の際、架け替えられたものでクラシカルな風情がある。

板橋本町駅のスタンプは『板橋といたばしボローニャこども絵本館、縁切榎』をイメージしたスタンプとなっている。

板橋宿は南の旧滝野川村から北の旧前野村まで20町9間(2.2km)あり、上宿・仲宿・平尾宿の三宿を総称して板橋宿と呼ばれた。この仲宿にあるのが縁切榎。

江戸時代旗本近藤登之助の抱屋敷にあった榎が後に『えのき→えんきり(縁切)』に結びつき、幅広い信仰を集めた。江戸末期に皇女和宮が徳川家茂に嫁ぐ際に縁起が悪いと迂回した逸話もある。ただ、現代では『悪縁は切るが良縁は結ぶ』としてパワースポットとなっている。因みに今の榎の木は3代目である。

本蓮沼駅は『もとはすぬま』と読む。予定駅の段階では地名の蓮沼町を取って蓮沼駅とする予定だったが、当時乗り入れ予定だった東急池上線に蓮沼駅があることから、1961年まで駅所在地の地名だった『志村本蓮沼町』から取った駅名を採用した。

スタンプは『国立スポーツ科学センターと国立西が丘サッカー場』の意匠である。(以下次回)