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hokutoのきまぐれ散歩

ブログも13年目。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。はてなブログにも投稿を始めました。

『春の房総ドライブ』④〜誕生寺にお参り

2025-05-14 05:00:00 | 旅行
関東三十六不動尊の33番、34番の札所にお参りして車を南に走らせる。御宿の月の砂漠像など見たい物も多いが、時間もないことから次の見学地、誕生寺に急ぐ。



御宿、勝浦、鵜原、上総興津を過ぎると右手に『行川アイランド駅』が現れた。私も子供が小さかった頃に訪れたことがあるが、2001年に閉園、今は動物園もホテルも営業していない。私が訪れた頃もホテルの部屋はボロボロ、夕食は夜の動物園の獣たちの異様な声を聞きながらレストランで食べたが、子供が怖がったことと、孔雀を飛ばそうと崖から落とす残酷なショーがあったことのみ覚えている。行川アイランド駅は今はメインの施設もないが、1日16本、ほぼ1時間に1本電車が止まるので秘境駅とは言えないだろう。

小湊に入ると『誕生寺』という交差点を右に入る。少し狭くなるが、海に面したところに誕生寺は立つ。この寺は1276年に日蓮上人誕生の地に建立、その後2度の大地震とそれに伴う津波で失われたが、1706年に現在の地に移して再興した。




諸堂は1758年の火事で焼失したが、仁王門(最初の写メ)は焼失を免れ、当時の有様のままである。
お寺の駐車場はないため、松孝という土産物屋の駐車場に停める。600円以上お土産を買ってくれればいいとのこと。






総門に回り、境内に入る。左側の少し高いところに誕生堂、日蓮が誕生した場所である。大きな仁王門を抜けると参道の左右に多くの灯篭が立ち並ぶ。

右手に鐘楼を眺めながら歩くと左手に日蓮上人の御幼少の姿を模った銅像が現れた。



目の前に大きな建物が現れたが、これが祖師堂である。赤い大提灯の下を通ると広々とした内部に驚く。とにかく何でも規模が大きいお寺であり、祖師堂の瓦が地面に置かれていたが、『高さ4m、重さ2.8t、畳21畳敷き』という規模には圧倒された。





しっかりとお参りして戻る途中に『鯛塚』がある。これによると『日蓮上人が誕生された時に山が崩れたかと思う轟音の中、海の中から5尺もある雌雄の鯛が飛び跳ねて上人の誕生を祝った。そのため、妙の浦を鯛の浦と呼ばれ、鯛は上人の使者と考えるようになった』とある。



門前まで戻り、お土産屋さんに入る。あまり買う物もないが、有名な鯛せんべいを購入した。

お土産屋さんも3軒分スペースはあるが、今は1軒のみ、参拝者が減っているのかも知れない。この日は風が強くて鯛の浦観光の船が出ていなかったからかもしれないが。



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