hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

曳舟駅から東向島駅を散策①

2021-11-04 05:00:00 | 日記
毎日通勤で乗っている東京メトロ半蔵門線をそのまま乗って行くと押上駅の次は東武スカイツリー線曳舟駅に到着する。今日はここから東向島駅まで懐かしい風情を楽しみながら歩いてみたい。

曳舟駅は浅草方面、北千住方面、押上方面、亀戸方面の4つからくる線路が交わるターミナル。しかし、駅の乗降客は少なく、駅を降りると目の前に居酒屋がぐるりと並んでいる。



その居酒屋の横を歩いて行くがこの細い路地にもやはり居酒屋、もつ焼きなどがひしめいている。まだ、時間が早いが、既に2時から飲める店もある。



公園に突き当たり、その縁を回って歩くと水戸街道が目の前を走る。これを越えたところにあるのが『鳩の街商店街』。

これは戦中に吉原が空襲で燃えた際に焼け出された店がここに移り、私娼を抱えて営業した所で占領軍もやってきたため、大変に栄えた街。しかし、性病の蔓延から占領軍の立入が禁止、さらに売春防止法によって赤線は解散した。このため、その跡地は住宅や商店街になった。



商店街を入るとしばらくは閉店した店が軒を連ねているが、おでん種を売る店やお肉屋さん、花屋さんなどが現れる。



商店街の右手には吉川英治の旧居跡、今は保育園となっている。そこから細い路地を抜けて左に曲がった辺りには榎本武揚の旧居跡も残されていた。



元の商店街に戻ると銅板貼りの傘屋さん。残念ながら今は営業されていないようだが、立派な造りである。



さらにその先には3軒長屋の銅板貼りの家、うち一軒は薬局だったようだが、現在は古民家カフェ『こぐま』となっている。この家屋は昭和2年築らしく、作られてからもう94年も経過している。(以下次回)


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