hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

保木間堀親水水路を経て伊興遺跡公園

2023-12-01 05:00:00 | 古墳
白旗塚古墳公園を出て都道に沿って歩き、次の交差点を渡る。すると道路の左側に水路が現れ、『保木間堀親水水路』という案内板が出てくる。この辺りは伊興寺町と言われるお寺の多いところ。



案内板によると『江戸時代に見沼溜井を水源とする見沼用水が引かれて、この辺りの田畑を潤したが、見沼溜井が土砂の堆積により給水が不安定となった。

そのため、幕府はさらに70km上流の利根川から見沼に変わる見沼代用水を引き、田畑を潤した。保木間堀は昭和40年代まで稲作を支えた。』と書かれていた。



水路に沿って歩くと伊興狭間地区になる。ここには関東大震災後に浅草地区の区画整理に伴い寺院が移ってきたもので入口に近い法受寺は徳川五代将軍綱吉の母である桂昌院の菩提寺である。



他にも浄行寺、易行寺、善久寺などと並んでいる。



さらに保木間堀親水水路は続く。水路は歩道と車道の間に位置していて意外に水の流れも早い。



ようやく伊興遺跡公園に到着。入ってすぐ左側に方形周溝墓がある。



他にも竪穴式住居が復元されていて、中には人形がおり、当時の様子を再現している。尤も、この住居はコンクリート製ではあるが。



そばには資料館があり、出土した多数の遺物が所狭しと飾られている。珍しいのは発掘された子持勾玉と古式須恵器で古代祭祀との強い関連を考える立場から伊興遺跡を祭祀遺跡として紹介されている。




入口からすぐのところに子持勾玉が飾ってあるが、予想に反して大きなものであったあった。



入口の職員の人に挨拶して中に入るが、館内は撮影可能とのこと。しかし、私以外に来る人はいなかった。 




伊興遺跡公園
足立区東伊興4ー9ー1