hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

古代蓮の里〜1泊2日の夏休み旅行①

2022-08-12 05:00:00 | 旅行
色々と事情もあり、今年の夏旅行は1泊2日となってしまった。金曜日の朝8時に家を出て高井戸から首都高速に乗る。久しぶりだが、やはりかなりの渋滞。初台まで40分ほどかかる。ただ、中央環状線に分かれると車はスムーズに流れ出す。東北道を目指し、蓮田PAで休憩、しかしこの辺りも再び渋滞、加須ICに9時過ぎに到着。ここからは下道を使い、『古代蓮の里』に9時半に到着。



1973年に公共施設建設の際、蓮の種子が掘削地の池で発見され、この種子が1400〜3000年前のものと分かり、古代蓮の呼ばれるようになる。その蓮が自生する沼を行田市が公園として整備したもの。



車を止めるとすぐ前には横長の蓮の池(世界の蓮園)があり、色々な種類の白やピンクの蓮が花を付けている。



蓮にこれほどの種類があるとは思っていなかった。一般的な蓮の花弁は20枚程度だが、ミセス・スローカムは70〜100枚、千弁蓮は2000枚にもなる。花の咲き方も高さも色々あり、これを見て歩くだけでもかなりの時間がかかる。



さらに奥にある古代蓮池では行田蓮の花があちらこちらで咲いているが、よく見ると花の咲き方が異なる。これは後で古代蓮会館で仕入れた知識の受け売りだが、①初日は小さく花弁を開く、しかし夕方になると花を閉じる。②2日目は大きく花を開き、再び夕方になると花を閉じる。③3日は最大限に花を開き、夕方に閉じる頃には何枚か花弁は散る、④4日目には花弁は散ってしまうというサイクルである。



今は蓮池の花が並んでいるところでコスプレ撮影も盛んに行われていた。また、どうしても花ばかりに目が行きがちだが、葉っぱの上に溢れた水滴が小さな毛のお陰でコロコロと花の上を転がるのを見るのも面白い。


古代蓮会館に入り(有料)、併設されている50mの展望台に上がると園全体がよくわかる。何しろ周りには全く高い建物がないのだから市内の中心街まで見通せる。



公園と隣り合う田んぼでは10年ほど前から田んぼアートがおこなわれていてサッカーアニメの主人公たちもくっきり浮き出ていた。田んぼアートも今が旬である。



古代蓮会館のビデオで蓮池の一年を見たが、秋になると葉や茎は枯れ、種子が蓮池に落ちる。これが再び芽を出して一年で再び花を咲かせている姿は感動もの。

お寺の拝観に行くとよく蓮が植えられているが、こんな風に一年を過ごしていることはまるで知らなかった。



古代蓮会館を出ると行田市名物のゼリーフライの出店。簡単に言えばオカラとじゃがいもを混ぜたコロッケ。これをソースをくぐらせて食す。1つ130円である。これがなぜゼリーフライなのか。それは形が銭に似ているからでゼニフライ→ゼリーフライと変化したものと説明書にあった。

早速食すが、素朴だが揚げたてはホクホクして美味い。まあ、腹も減っていたんだが。(次回に続く)