hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

青物横丁〜鮫洲周辺の坂道②

2021-04-10 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その130。レモン哀歌の碑からゼームス坂に戻り、坂の上まで登る。ゼームス坂上の交差点を左に行くと池上通りと交差するあたりに左側に『仙台味噌』と書かれた木造の工房がある。

元は仙台藩江戸屋敷のなかにあった味噌醸造所で八木家が引き継ぎ、現在は3代目の方が味噌を作っている。大きな味噌桶を見ることができる。 

その先、歩道は坂道、車道は隧道になり、坂の下で合流するが、ここが『旧仙台坂』(別名、くらやみ坂)と呼ばれている。以前は仙台坂と呼ばれていたが、青物横丁に向かう道が拡幅されたため、こちらが旧仙台坂と呼ばれるようになった。



坂の下まで降り、第一京浜を右に曲がる。少し歩くともう鮫洲駅となる。その先、大井消防署を右に曲がると『木の芽坂』となる。



標識によると『江戸時代は間部下総守の下屋敷の横の通りで、南側は崖となっていて下には泉があった。若葉の頃が美しかったのでこの名前がついたという』とある。今は立会小学校に面した坂道だが、交通量は多い。

第一京浜に戻り、蒲田方面に少し行くと美しい緑青が目立つ銅板貼りの民家がある。



その先の細い道を右の方に行く。次の角を右に曲がるとグネグネと曲がる坂道になるが、これが『犬坂』、以前に訪れた際は静かな坂道だったが左側に大きなマンションが建設中で雰囲気が変わっていた。



別名が『へびだんだん』、今にも蛇が出てきそうな薮は右側に残っている。犬坂の由来はよくわからない。坂の最後は石段になっていて手前側に元芝公園という児童遊園がある。



ここに腰をかけて少し休んだが、周囲には民家が多く、子供達が駆けまわっていた。帰りは再び鮫洲駅まで戻り、品川駅に出た。