先日、淡路島のアンテナショップに行った際に向かい側に福島県のアンテナショップ(八重洲口から日本橋に移転)を発見。
『日本橋ふくしま館』の特徴はとにかく日本酒の種類が多いこと。さすがに幻の酒となった『飛露喜』は置いていないが、『瀉樂』『ロ万』『奈良萬』は各種取り揃えているなど店に入ると目移りするくらいのラインナップ。
しかし、今日のお目当ては奥にある飲食コーナーで喜多方の名店『老麺まるや』が100食限定で食べさせる喜多方ラーメンである。入口には5人くらいが既に列を作る。本来ならばすぐに入れる収容力だが、席の配置をコロナ対策用に変えているため、定員が少ないのである。
それでも10分も待たずに食券を買い、席に着く。今日はチャーシュー麺(935円、税込)にしてみる。39番の番号札をもらい、待つことしばし。大きなモニターには滝桜をはじめとする福島県の桜の名所が次々に現れ、美しさに感動する。
10分ほどして番号を呼ばれてチャーシュー麺を取りにカウンターへ。大きなチャーシューが8枚、ネギ、メンマが乗る。ラーメンスープは黄金色に輝き、脂はそれほど浮いていない。まず、スープを一口、醤油の味と出汁の味はしっかりとしているが、優しい味。
麺は平打ち、やや太めでもちもちしておりスープによく絡む。特筆すべきはチャーシュー、バラとロースを大きくスライス、ロースであってもパサつきはなく、美味い。ただ、チャーシュー麺だけの麺よりチャーシューが遥かに多く、バランスはイマイチ。私の前の人が麺大盛のチャーシュー麺を頼んでいたが、気持ちはよくわかる。
スープは飲むほどにくせになり、最後はチャーシューを齧りながら、スープを全て頂いた。東京に多く出ている坂内より素朴で何か懐かしい気がした。それにしても麺が美味い、次はいつ食べられるのやら。ご馳走さまでした。
老麺まるや
(日本橋福島館内出店)
中央区日本橋室町4ー3ー16
0362623967