人形町の蕎麦屋はかなり制覇したが、探せばまだまだある。水天宮前から人形町交差点に向かう途中にある松竹庵支店に今回はお邪魔した。
間口は狭いが細長い店で不思議なのはバスの席のような2人席があること。入口の横の2人席を勧められて着席。12時すぎのため結構混んではいるが、蕎麦屋だけに回転がいい。
暑いので『冷やし系』が人気、隣のおじさん2人はそうめんを美味そうに食べている。私もその誘惑に勝てず、冷やしたぬき(750円)を注文。店の女性に大盛にします?と聞かれ、100円増しと聞いて大盛にしてみる。お客さんは次々と来店するが、1番人気は季節限定の『冷やし梅かつお』、女性を中心に大人気である。
待つこと数分、まずはつけタレとネギ・ワサビの小皿が到着。続いて蕎麦がやって来たが、これが富士山盛り。古くからやっているこの店でこんなメガ盛りが出てくるとは正直言って予想外の出来事。
それから山盛りの蕎麦との格闘が始まった。その前につけタレの方を説明すると黒っぽいツユの上には揚げ玉が浮いているのだが、中にはワカメ、茹でたほうれん草、かまぼこが入っていて辛くて有名な並木藪蕎麦並み、ただ、しっかりと鯖節やうるめ節香りがする。辛いため少し蕎麦に付けて食べる。蕎麦も冷たい水で締めてあり、コシがあってかなり美味い。
白いワイシャツに飛ばさないように慎重にかつ大胆に食べ進めるが意外にするっと胃の中に消えて行く。つけダレの具も変化がついてなかなかいい。気がつけば完食、蕎麦好きは自認しているが、あれだけの蕎麦を僅かな時間で食べるとは。
いやはや、ご馳走さまでした。後でグルメサイトをみるとメガ盛りとカツ丼が売りの店のようである。次はカツ丼かな?
松竹庵
中央区日本橋人形町1ー15ー5
0336613995