秩父神社は武州六大明神の四ノ宮として数えられる神社で崇神天皇10年に時の国造知知夫彦命が祖神である八意思兼命を祀ったことに始まるとされる。何しろ今年で『御鎮座2100年』というのだから、半端ではない。
鳥居をくぐると左手には秩父宮ご夫妻のお手植えのイチョウ、特に夫人の勢津子さまが植えられたイチョウは丸く、乳房のようにコブが垂れ下がり『乳イチョウ』として有名である。
その先には本殿があるが、その装飾には左甚五郎作と言われる子宝子育ての虎などがある。いずれも描かれた動物は生き生きと描かれ、感心してしまう。
他にも小さな社屋が沢山あり、その栄華を彷彿させる。7月19、20日は境内社の日御碕神社の祭りで8基の屋台や傘鉾が引かれる。また、最も有名なものは12月1日~6日の例祭(秩父夜祭)で大規模な祭りとして切手にもなっている。
神社は広く、イチョウなど木も茂り、その時代を感じさせる中々の神社で向かいにはちちぶ祭り会館もあり、その様子を一年中見ることができる。