鉄道シリーズその4。最近、営業にでるようになり、東京の移動に地下鉄が最も便利な交通手段であることを思いしった。その行き方には携帯電話についている経路検索ソフト、例えば『駅すぱあと』などを利用するが、必ずしも期待通りの結果が出ないことがあることにも気がついた。
特に検査結果に階段の数や歩く距離(乗換時間は意識している)が反映されていないことが、ままある。例えば人形町から東京駅に行く場合、行き方には複数出てきて、第1位が『八丁堀駅で乗換え京葉線経由東京駅』となるが、この通りに行くと東京駅には多少早く到着するものの、深い京葉線ホームから上がるだけで、かえって時間がかかってしまう。それならば『新橋駅経由山手線』『銀座駅経由地下鉄丸の内線』の方が歩く距離が短く、分かりやすいし、階段も少ない。
また、料金に関しても驚くほど格差があるケースがある。例えば、人形町から大崎駅への行き方にも、『日比谷線秋葉原駅経由山手線』『都営浅草線五反田駅経由山手線』『都営浅草線品川駅経由山手線』などあるが、品川駅経由のみ460円と他の行き方に比べて120~130円高くつく。全て乗換は一回、乗っている時間も2~3分ほどしか違わないのに、何故なんだと思われるむきもあるかもしれないが、そこにはある秘密がある。それは『品川ー泉岳寺』は京浜急行線のため、都営+京急+JRと初乗り料金が3回かかってしまうからである。(勿論、この場合、駅すぱあとで検索可能であるが。)
更に東京駅八重洲北口から溜池山王駅まで行く場合、安く行くにはどうしたら良いかという問題。駅すぱあとを使うと『丸の内線→銀座駅→銀座線』が出てくるが、八重洲口の場合は丸の内線までかなり歩かされる。次に『山手線→新橋→銀座線』の経路では2種類の会社の乗換のため、290円かかってしまう。実は正解は『東京メトロの日本橋駅まで歩き、銀座線に乗る』という方法でこの場合は乗り換えなし、160円で到着する。実践してみるとすぐに分かるが、呉服橋のすぐ先にはもう日本橋駅があるので大して歩かない。
こういうことばかり書くと、カーナビがどんなに進歩してもベテランタクシーの運転手さんに叶わないのと同じでコンピュータには限界があるとおっしゃるか方もいるかもしれないが、小生も経路検索には大変重宝している。ただ、言いたかったのは、機械を全面的に信じるのでなく、ゲーム感覚で乗り継ぎをする、そしてベストコースを自分の経験の中で捜すのも営業マンの醍醐味ではないか、いうことである。