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ちりめん
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今日は介護実習の学生が来た
少し認知症のおばあちゃんの担当
テレビを見ているおばあちゃんに
このおじいさんはだれと聞くと
越後のちりめん問屋の主人だがね
本当は水戸のお殿様だよ
身分を隠して旅してござるんだね
(思い切り名古屋弁)
よくしってるね・・おばあちゃん
ほん~昔からよ~しっとるでね
ここで思わぬ会話が始まる
学生「どうしてお殿様はジャコの問屋さんなんだろうね」
「昔からそんな商売があったんだね」
しばし双方が無言
沈黙を切り裂くように
学生がさらに続ける
「おばあちゃんジャコ知ってる」
すると・・
「食べるジャコでしょぅ しっとるよ わたしも好きだがね」
「そんで ジャコがどうしたの・・」とおばあちゃん
ハタと気がついた
「ジャコ」がどうして急に出てくるの?と思ったら
この学生は
ジャコとちりめんが同じものと考えてるんだ
そこで話に口を挟んでみた
ねぇえ・・ちりめんってジャコだって誰に聞いたの
すると怪訝な顔して
学校の先輩ですが・・何か?
水戸黄門に出てくるちりめん問屋の
ちりめんは・・
丹後地方(今の京都方面)一体で造らている
絹織物のことを言うんだよ
そのちりめん絞りの形に似てる
小さな魚を干したものが
ちりめんじゃこっていうんだよって言うと
えぇえっ・・そうなの?
今までずっとそのジャコのことだって思ってました
どうりでで噛み合わない話してると思った
さらに噛み合わなかったのがおばあちゃん
あんたがジャコジャコっていうから
水戸黄門終わってしまったがね
まぁあ悪者は退治されるでいいけどね・・といって笑う
どっちがぼけているのか頭が混乱しそうになる毎日
今日も笑って一日が間もなく終わる
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今日の写真
ちりめんの風呂敷とちりめんじゃこ
ともに大好きなもの
>小さな魚を干したものが
あ、そんで「チリメンジャコ」なんだ (。・_・。)ノ♪
オメーモシランノカヨ ((((((((#"--)ノ☆(*ノ_ _)ノ スマン
なるほど…「ちりめん」と「ジャコ」。
最近の学生は…(って、言うほどの歳でもないのですが…)、
本当に「ことば」を知らないですね。
呆れるというより、滑稽なくらいです。
そのくせ、造語は得意分野。
ドンドン新しく造りだします。
その能力はある意味スゴイとも感じますが…。
今日のお話でこんなことを感じてしまいました(^^)
ちりめん問屋が干物問屋とは考えてもみなかったですが以外とこんな事あるんですよ。
あ~~あ勘違いです。
栄養満点のサラダが美味しそうです。
どちらの「ちりめん」も大好きですぅ~^^
ぅふふ~~~楽しませて頂きました。。^^)
憎めない会話ですね。。。
本当に心穏やかになれます。。
ニヤニヤ~いや、にこにこしながら
今、楽しんでます♪
~それに(笑)
ワカメにジャコ赤みが無かったので人参で
酢の物をつくったばかり
トマトで爽やかに~美味しそう~♪
そうなんですか。知りませんでした。
お写真をいつも話の内容に合わせて上手に
撮られてますね^^
綺麗に結ばれたちりめんの風呂敷の赤(朱)が素敵です。
じゃこのサラダもおいしそうです。
このあとぱふぱふさんのお腹に入ったのですね^^
すんごい勘違い!!
でも、そんなものなんでしょうねぇw
若い人には「ちりめん」といえば「じゃこ」なんでしょう。
お見事
しっかりしてるのはおばあさんで、実習生さんが心配です。
でも、私も、ちりめんジャコが、「ちりめん」に似ているから名付けられたの知りませんでした。
わたしもちりめんじゃこは好物です。縮緬の風呂敷もお気に入り。でも、顔のちりめんじわはいやですねえ。