その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

花芒(はなすすき)

2011年10月11日 | Weblog

 

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花芒(はなすすき)

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さわやかな秋風に揺れるススキは

野山を黄褐色に染めながら陽の光に輝き美しい

しかし日が陰り冷たい風が吹き抜ければ

さびしい風情へと一変します

花の集まりである穂は獣の尻尾に似ていることから

「尾花」と呼ばれ黄褐色から紫褐色になり

花穂が開くと真っ白になって「花芒」と呼ばれます

ススキといえば仲秋の名月のお供えとしても

風情ある光景を楽しませてくれます

太陽と月どちらの輝きにも似合い

秋の美しさと もの寂しさを醸し出します

日本人の美意識の中に深く浸透している植物です

そしてたくさんの俳句が詠まれています

 

「何ごともまねき果てたるすすき哉」 芭蕉

「芒の穂ばかりに夕日のこりけり」 久保田万太郎

「そこにあるすすきが遠し檻の中」 角川春樹

 

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2 コメント

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Unknown (のほほん)
2011-10-11 19:31:07
陽の光にキラキラと輝くススキが綺麗ですぅ~
秋ですねぇ~^^
のほほんさん・・・ (ぱふぱふ)
2011-10-12 08:59:38
朝の陽を受けて輝くススキって
キラキラして美しいですよね・・
また夕日を受けて咲くススキも
また風情があって好きです

秋らしい趣のある植物ですね・・
秋をしっかり感じましょう

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