労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2024年2月に読んだ本

2024-03-08 | 📖いい本読んでます?
2月の読書メーター 読んだ本の数:7 読んだページ数:2649 1日のページ数:91ページ

ヒトコブラクダ層戦争(下) (幻冬舎文庫 ま 17-3)ヒトコブラクダ層戦争(下) (幻冬舎文庫 ま 17-3)
読了日:02月10日 著者:万城目 学
 自衛隊PKO部隊の一員としてイラクに派遣された榎土三兄弟。彼らの前に姿を現す、かつてメソポタミア文明が栄えた砂漠の地の底に潜む巨大な秘密、そして絶体絶命の大ピンチ。恐怖の襲撃者から逃れつつ、三兄弟はすべての謎を解き明かすべく戦い続ける。驚愕のラストまで一気読みの面白さ。アクションあり神話ありの超弩級スペクタクル巨編! ☆☆★ まさかまさかの展開で、ほんまに驚愕のラストが過ぎる❗自分の想像力が付いていけない場面が多くて頭の中のイメージが追いつかないもどかしさがあった。しかし、これを映画化するとしたら、かなりキツいやろうな…。

三国志〈3の巻〉玄戈の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈3の巻〉玄戈の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
読了日:02月11日 著者:北方 謙三
 混迷深める乱世にひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制し急速に力をつけた呂布は、圧倒的な戦力を誇る袁術軍十五万の進攻を僅か五万の軍勢で退けてみせた。呂布の脅威に晒された劉備は、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将となる道を選んだ。そして曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布を討つため闘いを挑む…。戦乱を駈け抜ける漢たちの生き様を描く、傑作「北方版・三国志」新装版第三巻! ☆☆★ 玄戈の星という名の通り、呂布を中心に話が進むが、呂布かっこよさときたらやばい!赤兎馬への信頼、妻(ヨウと李姫)への愛おしさ、部下への優しさ、戦場での勇猛さとは異なる呂布の人間らしさとともに、一人の武人として、「武」のみに全てを注力する姿が瑞々しく描かれている。呂布が劉備と組んでいたら歴史は変わったのだろうか…。

部長と池袋 (光文社文庫)部長と池袋 (光文社文庫)
読了日:02月12日 著者:姫野 カオルコ
 「いけぶくろ、ってさ、名前がへんだよ」佐藤部長は真顔で言う。ちょっと○○かも…。「部長と池袋」「慕情と香港と代々木」「青春と街」「夏と子供」など、ある光景の中の思い出、旅情を綴ったPART I。アイロニカルな「巨乳と男」「ゴルフと整形」「書評と忸怩」、パロディ「パソコンと恋」「秘密とアッコとおそ松くん」などで構成したPART II。書籍未掲載作品を大幅改稿した「蔵出し」文庫オリジナル。姫野カオルコの魅力がたっぷり詰まった一冊。 ☆☆★ 読みだしたときは作者の過去を描いたエッセイかと思っていたがそうでもない。独特の筆致と幅広い作風な作者らしい作品が満載。

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)
読了日:02月23日 著者:河野 裕
 11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。 ☆☆★ 先を読ませようとしない展開のせいで、先が気になって気になって一気読みさせられてしまった。主人公の語り口が、またいい。6編のシリーズらしいが、続編を読むかどうかは迷うところ。

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)
読了日:02月23日 著者:東野 圭吾
 故郷で父が殺害された。仕事と結婚準備を抱えたまま生家に戻った真世は、何年間も音信不通だった叔父・武史と再会する。元マジシャンの武史は警察を頼らず、自らの手で犯人を見つけるという。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である真世の同級生の中にいるのか。コロナ禍に苦しむ町を舞台に、新たなヒーロー”黒い魔術師”が手品のように華麗に謎を解く長編ミステリー! ☆★★ コロナ禍が濃厚に関わっている作品になっているが、それも謎解きには影響しているのかしないのか。しかし無駄に原稿用紙の枚数を費やしているような気もする展開で、ちょっと疲れた。

三国志 4の巻 列肆の星 (ハルキ文庫 き 3-4 時代小説文庫)三国志 4の巻 列肆の星 (ハルキ文庫 き 3-4 時代小説文庫)
読了日:02月27日 著者:北方 謙三
 宿敵・呂布を倒した曹操は、中原での勢力を揺るぎないものとした。兵力を拡大した曹操に、河北四州を統一した袁紹の三十万の軍と決戦の時が迫る。だが、朝廷内での造反、さらには帝の信頼厚い劉備の存在が、曹操を悩ます。袁術軍の北上に乗じ、ついに曹操に反旗を翻す劉備。父の仇敵黄祖を討つべく、江夏を攻める孫策と周瑜。あらゆる謀略を巡らせ、圧倒的な兵力で曹操を追いつめる袁紹。戦国の両雄が激突する官渡の戦いを描く、北方「三国志」待望の第四巻。 ☆☆★ 袁紹と、最大の最大勢力の曹操の対決の見せ場ながら、呂布が死んだあと、孫策という魅力的な武将が成長してきて、楽しみになっていたのに…。一方で、関羽、曹操軍に降伏した後、再び劉備軍に戻るという重要エピソードがこの巻なんだ。とは言え、あいかわらず劉備は燻っていて、ちょっと苛つくねんけど。

人間の顔は食べづらい (角川文庫)人間の顔は食べづらい (角川文庫)
読了日:02月28日 著者:白井 智之
 「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保のため、“食用クローン人間”が育てられている日本。クローン施設で働く和志は、育てた人間の首を切り落として発送する業務に就いていた。ある日、首なしで出荷したはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が起きて――。異形の世界で展開される、ロジカルな推理劇の行方は!?  ★★★ 食事中には読まないでください…って言うより、グロいのが嫌いな人は絶対読まない方がいい。凄まじい小説であるのだろうが、もちろん万人向けを狙っているわけでないことも理解するが、悪趣味要素が際立っていて、自分には無理や。

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