相手が何をしたかではなく自分がどう思うか

　元日にかかせないものは初詣。宗教心はたいしてないくせに、初詣と困った時の神頼みだけはかかさない。

　出足が少し遅れて午後になってから出かけてみると、神社の駐車場に入るための渋滞ができていた。混雑路を迂回して、別の通りから違う駐車場に向かうと幸いこちらの駐車場はたいした混雑もなくすぐに駐車することができた。

　境内に続く参道に入ると、駐車場の状態そのままで、たくさんの人がきていた。そして参道をしばらく行くと、今度は人の渋滞がおきていた。こんな光景ははじめてなので、わけもわからず、渋滞の横を通って先のほうに行ってみると、その渋滞は境内にはいるための入場制限による渋滞だった。

　いつものくせで、渋滞を見ると、それを避ける方法を直ぐに考えてしまう。そして、境内に別の方向から入る道があることを思い出し、向かってみると、こちらからは直ぐに境内に入ることができた。

　でも、ここで思わず考えてしまった。このまま境内に入り初詣することもできるが、入場制限をしているような場所に裏口から入ったようなもので、明らかにずるいことをしているように思えた。

　結局、もう一度道を引き返し一時間以上ならんで境内に入った。
途中、いろんな人が列に割り込んだりしていたため、あちこちで摩擦らしきものがおきていたが、私自身同様のことをしようとしていたので、心平静に順番を待つことができた。

　現象や事実は一つでも、気の持ち方次第で、その受け止め方を変えられることを実感した。
「相手が何をしたかではなく、自分がどう思うか」が結局大事。