飲みに行きたい

　会社と家との往復の日々が続いている。チームで取組んでいる仕事の成果を出す時期が間近に迫っているため、仕事以外のことに取組む余裕がなくなっている。１日中ばたばたと動きまわると、夜は飲みに出るよりも早く家に帰って休もう、次の日に備えようという意識が働く。

　仕事は充実しているので、マイナスの感情ばかりではない。気を使う仕事が多く、ストレスもたまり、しんどい面は正直なところあるが、ギリギリのところでまわしている感覚も、スリルがあって面白いとも思っている。日々学んでいることもある。

　ただ、あまりにも仕事ばかりしているのはつまらないと感じている。仕事と生活の両方で充実感が欲しい。
最近、ドイツに駐在していたころの生活が懐かしく思うのは、ドイツにいたころは仕事と生活の両方で充実感が高かったからだと思う。

　まず仕事ありきだったと思うが、ドイツでの生活は様々な刺激があり、日々の生活に対しても真剣に向き合っていたと思う。楽しいことばかりでなく思い通りに行かず苦労することも多くあったが、そのために生活に向き合うことができていたように思う。
あまり意識しなくても何となく生活が流れていく今の生活とはそこが違う。

　もっと生活にも真剣に向き合わないと。今はそれが不足している。明日は飲みに行きたいが、ちちょっと難しいかな。