アドベントカレンダー

　ドイツから日本に帰ってきてなかなか手に入らなかったのが、アドベントカレンダー。

　「アドベント」とは、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約４週間のことで日本語では待降節といわれている。キリストの誕生に備えるを期間のことだそうだ。
アドベントカレンダーというのは、このアドベントの期間中、キリストの誕生を心待ちにして、一日一日を数える、日めくりのようなものだ。

　様々なタイプのアドベントカレンダーがあるが、よくあるタイプは昔の駄菓子屋さんのくじ引きのような形状のもの。
薄い箱状のものに、１～２５までの数字が書かれた窓があり、その窓はめくれるようになっている。窓をめくると中には小さなプレゼントが入っている。

　チョコレート屋さんが作るアドベントカレンダーの窓の中には、様々なチョコレートが入っていた。
おもちゃ屋さんが作るアドベントカレンダーには小さな飾りが入っていた。１２月１日からめくり初めてクリスマスの２５日でめくり終わる。そして２５日には一番素敵なプレゼントが入っていた。

　ドイツだとクリスマス市だけでなく、お菓子やさん、おもちゃ屋さん、ケーキ屋さん、雑貨屋さんだけでなく、小さなスーパーマーケットでも簡単に手に入った。目に付くと買っていたので、一日にいくつもの窓を開いていた。

　今年も手に入れようと思っていたのだが、気がつくと１２月１日になってしまっていた。昨年も１１月から忙しい日々が続いたが、今年は昨年以上に忙しい日が続いている。