チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

経営学の勉強

2005-03-15 23:28:07 | Weblog
 連日のように報道されている、ライブドアとフジテレビのニッポン放送株取得の争奪戦は、経営学や経済学の勉強ネタとしてはおもしろい。時間外取引/立会外取引/証券取引法、転換社債型新株予約権付社債、TOB、敵対的買収、第三者割当による新株予約権発行、議決権保有比率、コーポレートガバナンス、取締役の責任、株主代表訴訟、企業価値、ポイズンピル等々、ニュースは経営学用語のオンパレードだ。

 一昨日くらいからは「焦土作戦」という言葉を聞くようになったが、実際にこんな作戦をニッポン放送がとろうとしているとはとても興味深い。ポニーキャニオン株だけでなく、他の企業の株式売却も検討されていて、これが実施されるとニッポン放送の企業価値は著しく減少するという。

 ニッポン放送の従業員はライブドアの堀江社長の発言をとらえ「リスナーに対する愛情が全く感じられない、ラジオというメディアの経営に参画するというよりは、その資本構造を利用したいだけとしかうつらない」と批判している。しかし、今のニッポン放送経営陣がやっていることも事実上ニッポン放送を存続できない会社にしようとしているところで、リスナー無視に全く変わりは無い。

 ライブドア、フジテレビ、ニッポン放送ともに相手の出方をみながら、何らかの目論見をもって次々と手をかえ品をかえ、おどしすかしも交えた戦略を実施しているのだと思うが、そこでは従業員、顧客が著しく軽視されている。

 従業員、顧客も経営学ではたいへん重要なテーマだから今後はここに報道の焦点があたってくるのだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。