チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

窓から外を見ながら

2008-08-14 04:48:25 | 身近な出来事
私のアントワープのアパートからはヨーロッパ最古の高層ビルが見える。
高さは97.5m。日本ではそんなに高くは見えないのだろうが、ここでは他に高いビルがないので、とてものっぽのビルに見える。

仕事から帰ってくると窓を開けてこのビルの方角を見る。たまにはベルギービールを飲みながらビルを眺める。チョコレートを食べながら、または晩御飯を作りながら見ている。

窓はきっと開かないのだと思う。これだけ見ているのに誰も窓を開けて手を振ってくれる人がいないから。ひょっとして誰もいないのかもしれないと目をこらしてみても誰も見えない。ただ夜になると時々灯りがともっているから、誰かはいるのだろう。

Antwerpはもうずいぶん涼しくなった。先週、今週と日中でも25度を越えることがない。会社のベルギー人同僚に「もう夏は終わったの?」と冗談交じりに聞いてところ「夏は終わったとラジオは言っていた」と答えられた。

もう夏は終わったのか、少し寂しい気持ちになる。
昨年8月はドイツで過ごしたが、そういえば昨年8月もとても涼しくて、気の早い葉っぱは黄色に姿を変えて歩道に寝そべっていた。

昨日のアントワープは大雨が降った。バケツをひっくり返したような雨。7月に日本に帰っていたときにも経験したような、すごい雨だった。
そして雨が終わった後にはまるで絵に書いたような芸術的な空が広がったので思わず写真を撮った。



日本にもこんな空があるのかもしれないが、私は見たことがない。ヨーロッパの絵画の中に出てくる空だからここにしかないんだと決め付ける。

絵画といえば、ここアントワープにはルーベンスの作業場が美術館として残っている。残念ながらまだ訪れたことはない。というのもこれまでは美術にあまり興味がなかったから。
そうは言いながらも、ヨーロッパの主要な美術館はほとんど訪れているし、有名な絵画もたくさん見てきた。ただ、これは見ておかないと損かもしれないという気持ちからおきた行動。

でも近いうちにルーベンスの美術館も訪れようと決めている。今年3月にオランダのデンハーグにあるマウリッツハウス美術館を訪れて以来、私に絵画ブームがはじまった。マウリッツハウス美術館はとても小さな美術館だからとても落ち着いて絵が見られるし、中でもフェルメールの『真珠の耳飾の少女』にすごく感動して、小さな美術館を何度も何度も動きまわり『真珠の耳飾の少女』を見にいった。

う~ん。とりとめのない内容だな。今日は。

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