チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

二人のダンス

2008-10-27 07:10:27 | 覚えておきたい考え
土曜日、日曜日と2時間づつダンスのレッスンを受けた。

土曜日はディスコフォックス、ワルツ、タンゴ、ルンバのレッスン。日曜日はスロー、ジャイブ、チャチャのレッスン。

身体ができていないためワルツを踊るのはとてもきつい。ステップは難しいものをしていないから腕や姿勢を含めた身体のコントロールに意識を向けられるのだけれど、動いていない状態でもダンスの姿勢を保つことがとにかくきつい。

「動き出してから姿勢を作ることはできないから、動き出す前に姿勢を作って」と先生に言われる。だから頑張って姿勢を作りその姿勢をダンスの間中保ち続けようとする。実際には保ち続けられないんだけれど、とにかく頑張っていると呼吸がとても浅くなり、呼吸が切れるころには身体が崩れていく。ワルツは本当に手ごわい。

タンゴはワルツのように身体の上下運動や伸びがないからかもしれないけれど、呼吸をしながら踊れていて姿勢もある程度保てる。右ひじが下がらないようにすることと左ひじの張りと角度に気をつけていればそれなりの格好にはなる。

「ワルツはたいへんだ」と思う気持ちが余計にワルツをたいへんにさせているのかも知れない。

ボイストレーニングで時々”ハイC”にチャレンジする時、「この音はすごく高い音だから普通では絶対にだせない。自分の持っているものを全て振り絞ってださないといけない」と思うと、のどや身体に力が入りすぎて”ハイC”は枯れた声になる。逆にのどと身体をリラックスさせてその音のイメージを頭に持ちながらそこに自分の音を持っていくと思って歌うと”ハイC”が出せる。

身体と気持ちは繋がっている。気持ちをリラックスさせることがとても大切。
逆もそうだと思う。身体に力が入ると気持ちに力が入るというか緊張してしまい、あがってしまったり、気持ちの柔軟性がなくなってしまう。

人は人のエネルギーに影響を受けることも、日曜日に先生やとても上手な女性と踊っていて感じた。

ジャイブの単純なステップを練習している時に先生とダンスをする機会があった。
一緒にダンスをしていると私の技術がすぐに変わるはずがないのに動きが変わっていることを感じる。
先生と組んでいる手から伝わってくるエネルギー、それはリズムや力強さやメリハリや動き、動き以外のものでもダンスへの思いや、そんなものまでが伝わってくる感じがする。そして身体が反応する。ステップの伸び、腰の動き、組んでいない手の動きにも切れやリズムそして躍動感がでてくる。
一緒にダンスをするだけで、こんなに変化がおきることはとても不思議な感じがする。

今でも一緒にダンスをした感覚が身体の中にある。

ダンスはパートナーによって変わる。特にラテンにはそんな傾向があるように思う。パートナーの持っているエネルギーに影響を受ける。

私はそんなエネルギーを感じることがとても好き。

誰とでもダンスを踊れるようになることが私の目標。
相手のエネルギーを感じながら、そこに私のエネルギーを合わしたり、逆に私のエネルギーを伝えて相手にそのエネルギーに合わせてもらったり、そしてお互いのエネルギーを使って二人のダンスを踊る。
そんなダンスが踊れるようになりたいな。