チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

宇宙一を目指して

2005-12-18 23:59:26 | 身近な出来事
 素晴らしいものを見て感動し、元気が湧いてきた。

 フィギュアスケートグランプリファイナルでの浅田真央のフリースケーティングは本当に素晴らしかった。テレビの前で釘付けになって、「真央ちゅんいいぞ!」と応援していた。

 女子フィギュアスケートを見るのは以前から好きだった。特に日本人女子のフィギュアスケートを見るのが好きで、渡部絵美、伊藤みどり、八木沼純子のスケートをよくみていた。

 トリノオリンピック代表枠をかけて戦っている日本人女子選手のスケートも毎回テレビで見ている。

 ただ、真央ちゅんのスケートはこれまでちゃんとみていなかった。今年に入って2位になった中国杯、1位になったフランス杯ともに、見る前に「子供っぽいスケートはあまり見たくない」と自分自身で決め付けて見なかった。

 今回はまあ一度見てみようと気が変わってみたのだが、本当によかった。くるみ割り人形の音楽とそれに合わせたとてもチャームな振り付けは15歳という真央ちゃんにピッタリだった。まさに今でしか見られない演技をみたような気がする。

 演技が終わって、リンクの中央にたってポーズをとっている時の表情も素晴らしかった。ジャンプを全て成功させ自信とともに喜びに溢れていた、それは表現のしようのない魅力に溢れていた。

 その一方で、優勝後のあるTV局のインタビューにはとても驚いた。「世界一おめでとうございました。今どんな気持ですか?」という質問に、「びっくりしたし、とてもうれしかったです」と、とても嬉しそうに、一方でとても冷静に答えていたことに驚いた。

 ひょっとしたら世界一ということにあまり実感がなかったのかもしれないが、今回の世界一はゴールではなく、出発点であるくらいに思っているのかもしれない。そうだとしたら15歳とは思えないスケールの大きさに驚く。「宇宙一」でも狙っているのかなと真剣に思った。

 番組を中継したテレビ朝日ゲストの伊藤みどりの解説もとてもよかった。言葉に感情がすごくこもっているだけでなく、言葉の一つ一つがとても暖かかった。後半の難しいコンビネーションジャンプを成功させた時に、思わず真央ちゃんにガッツポーズがでると、「ヨシ!ガッツポーズ出たよ!」と語った伊藤みどりのことばは本当によくて、なかなか耳かはなれない。